鬼女

著者 :
  • 早川書房
3.33
  • (0)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 21
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152101716

作品紹介・あらすじ

会津藩の掟に沿って、母の利代は息子の駿を会津武士に鍛え上げる――駿が好きな数学をやめさせてまで。慶応三年、孝明天皇が崩御し、公武一和は困難に。やがて薩長は会津へと兵を進める。利代は母の優しさを心内で抑え、会津の誇りをもって駿を戦地に送り……

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 江戸時代末期から明治初期、戊辰戦争に巻き込まれた会津藩のある親子の物語。心優しい母親がなぜ、"鬼"となって息子を『立派な武士』に育て上げなければならなかったのか…。一組の親子を通して、大きな時代の動きに翻弄された、会津の人々の様子が描かれている。
    身近な地域が舞台の話だったので、夢中になって読むことができた。

  • 200ページで返却

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

鳴海 風(ナルミ フウ):1953年、新潟県生まれ。東北大学大学院、愛知工業大学大学院、名古屋商科大学大学院それぞれで工学修士、博士(経営情報科学)、MBAを取得。1992年『円周率を計算した男』で第十六
回歴史文学賞。2006年日本数学会出版賞。『円周率の謎を追う 江戸の天才数学者・関孝和の挑戦』(くもん出版)が第六十三回青少年読書感想文全国コンクール中学校の部課題図書。主な著書に『算聖伝 関孝和の生涯』(新人物往来社)、『江戸の天才数学者』(新潮社)、『美しき魔方陣』(小学館)、『ひらけ蘭学のとびら』(岩崎書店)などがある。

「2022年 『遊歴算家・山口和「奥の細道」をゆく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鳴海風の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×