- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152500328
作品紹介・あらすじ
13歳の少女ラチェットは夏休み、遠縁の双子のおばあさん、ティリーとペンペンの家を訪れた。2人は次々に嘘みたいな昔話を語る。ちょん切れた首の話、8センチ長くなった片腕の話、世にも奇妙な結婚式の話…おまけに、実際の生活でもへんてこな事件の連続!全米図書賞受賞のちょっと変わった成長物語。
感想・レビュー・書評
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暗く重く描くこともできるような内容を、からっと描いているのが良かった。
物事をそのままの重さで受け止めている感じ。
登場人物たちは皆タフだな〜詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表紙の軽い漫画タッチの絵とユーモアのある語り口に楽しい夏休みのお話を期待したら「!」まず主人公の名前が大工道具の名前なんです。そしてメイン州の森の中の古いお屋敷ときたらスティーブン・キングの作品世界そのもの。でも、双子のおばあさんたちはタフに生き抜いています。こういう生活があるのだったら銃の規制が出来ない訳よねぇ。銃と車が自立した生活には欠かせないということです。そして「教育」お祖母さん達がやってこられたのも財産があったことと、若い頃の教育と経験があったからだと思います。それを巧く使って人生を切り開いて行くにはやはり一人では駄目なんです。 う〜ん
ラストがいいです。親に放置された女の子たちが自立できるハッピーエンドです。 -
少女ラチェットは、おばあさんのティリーとペンペンの家を訪れた。2人は次々に嘘みたいな昔話を語る。おまけに、実際の生活でもへんてこな事件の連続…。ちょっと変わった成長物語。全米図書賞受賞作。