クラウドソーシング: みんなのパワーが世界を動かす (ハヤカワ新書juice 1)
- 早川書房 (2009年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
- / ISBN・EAN: 9784153200012
作品紹介・あらすじ
オープンソースやウィキペディアの成功によってわかったこと-それは少数の専門家集団よりも雑多なアマチュア集団のほうが賢くて創造的で、効率よく物事を進められるということだ。その先にはどんな可能性が秘められているのだろう?大人気のTシャツ屋の経営から、異星人探索、世界的貧困の解消まで、群衆の知恵で大きな物事を解決しようとしている現場を「クラウドソーシング」という言葉の生みの親自らレポート。ムーブメントの全貌を捉えた話題作。
感想・レビュー・書評
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ネットとのつながり、snsを上手に使うこと
フォークソノミー
弱いつながり
生活にどのくらい取り入れるか
私的所有権は幻想である詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クラウドソーシングビジネスの監査中。
まさかの11年後にそんなことになるとは。 -
これが2009年の概念とは信じられない
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2010年2月ごろ、https://twitter.com/#!/tsukamoto塚本氏に推薦いただく。2011年12月29日読書開始。
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ワイヤード・ベスト5:いまや誰でも口にする「クラウドソーシング」の語が初めて世に紹介されたのは『WIRED』の記事だった。その名付け親が、クラウドの可能性をわかりやすく概観する。
※ワイヤード文化4位
mmsn01-
【要約】
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【ノート】
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凡作
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群衆にやってもらう作業を単に簡単にすればいいのではなく、人それぞれに得意なものがあって使える時間も興味の対象も様々という事実をきちんと踏まえるべき
人びとを巻き込むには、まず何よりも彼らが貢献する動機を理解する必要がある -
「クラウドソーシング」の用語を作り出したJeff Howeのルポ。
この本を読むと、(広義の)クラウドソーシングの質はインターネットを介した素人コミュニティであり、実は古くから存在していたことがわかる。
アメリカではインターネットが普及して早い段階から、群衆の力を利用したビジネスが生まれており、さすが、という感じだった。
この本は2009年に出版されており、すでに状況はかなり変わってきている。あくまで、クラウドソーシングがいかにして生まれたか、という部分を知るための本で、最近の事情は他の情報源を参照する必要がある。 -
1 正しい方式を選ぶ
集団的知性、あるいは群衆の知恵
群衆の想像
群衆の投票
群衆の投資
2 正しい群衆を選ぶ
3 正しい動機を与える
4 早まってリストラをしてはいけない
5 ものいわぬ群衆、あるいは慈悲深い独裁者の原則
6 ことを単純にし、小さく分ける
7 スタージョンの法則を忘れない
8 スタージョンの法則を逆手にとって、10%の存在を忘れない
9 コミュニティはつねに正しい
10 自分のために群衆に何ができるかではなく、群衆のために自分に何ができるかを問う -
「クラウドソーシング」という言葉の発案者の1人による、様々なクラウドソーシングサービス・ビジネス・業態などを紹介した本。
Tシャツのデザイン、株価予測、ソフト開発、研究など様々な分野でクラウドソーシングが利用されていることがわかる。今から見るとやや古いものもあるが、当時の事例も豊富で、今でも生き残っている優れたサービスが多く紹介されている。
はじめはやや翻訳調で読みにくいと思ったが、うまく原文の英語を想像できるように書かれていて、かなり理解しやすい文章であると感じた。
クラウドソーシング本としては必読である。★5つとする。