絶望ハンバーグ工場 (文春コミックス)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784160999138

感想・レビュー・書評

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  • いいなあこれ。

    ブックオフで100円マンガを購入しての大当たり。
    まず、タイトルが素敵。
    最初このタイトルを見てなになに?と二度見。

    よいしょっと脚立を持ってきて(ちゃいちーなのでね)手を伸ばす。
    松井雪子さん、聞いたことあんまないけどなんて思いつつページを開いてびっくりにやり。
    これ、お買い上げ決定よね?そうよね文句ないわよね?(誰に確認をとる?)

    なんだろうね、絵柄は原律子先生のような、ちょっと大正ロマンのような、
    シンプルなもの。

    設定はそのままずばり。
    女子工員たちが働くハンバーグ工場。
    工場長(女性)が課すノルマは一人、100キロ以上のひきにくを手でこねること。
    「てごね」にこだわるハンバーグ、しかし女子工員たちはもう、
    ひきにくをこねることでへとへと。

    時に胸のバッヂを混入させてしまって死のうと思ったり、
    密かに想う女性工員のノルマを引き受けようとする怪人伝説があったり、
    たまにやってくる男性についてのうわさばなし、などなど。

    シュールなストーリーが低体温なトーンで展開される。

    一応連作短編集なのだが、とにかく低体温なので、
    若干のセクシーシーンも気にならずに、さらっと読める。


    ただなんどもシュールでさわやかに艶かしいので、
    どんな関係の友人知人に勧めるべきかは正直、迷うところ。
    これをさらっと貸し借りできるカップルがいたら、
    かなり練れてるね!(てごねだけにね!うまくないよ)


    なんてバカ言ってるあいだに眠くなったので、
    今日はこの辺で。

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