少年時代 上

著者 : ロバート・R.マキャモン 二宮磬

• 文藝春秋 (1995年3月1日発売)

作品紹介・あらすじ

少年が目撃した殺人事件の謎を縦糸に、空想する力を失っていない者だけに見える世界と現実世界を交錯させながら、成長してゆく少年の日常を描いた、これは不思議な美しさを持つ作品である。

感想・レビュー・書評

[あと ふつかさんの感想 · 2020年2月15日]

スティーヴン・キング＋レイ・ブラッドベリ＋α？
挿話を重ねていく構成のため冗長に感じる部分もあるが、これは訳が少々物足りないせいかも。

[beakmarkさんの感想 · 2019年1月20日]

s-yanoさんリコメンド。

最初はちょっと読みにくい訳かな、と思ったけど、読み進めていくうちに気にならなくなった。下巻にも期待。

[yukikさんの感想 · 2012年8月22日]

キングと同年代に活躍する作家であり、
この作品はキングのアレに似てるのもあるから
比べられるのは仕方ないけど、
キングの中編に比べたら圧倒的な情報量で、
オレはこっちの方が好きやったりする。

[香魚さんの感想 · 2006年5月14日]

大人が読むべき子供の物語。勿論子供にも読んで頂きたいけど、この子供の世界に生きていた時だけ感じられた強い臭いを思い出してほしい。私の中でロバート・R・マキャモンでは一番の作品です。

[シブシブさんの感想 · 2004年11月1日]

マキャモンの最高傑作！
少年の日の全てが詰まっている魔法のようなお話。

[nabeさんの感想 · 2004年10月9日]

作者自身の少年時代の原風景が色濃く反映された、脱ホラーの記念碑的作品である。主人公の少年に、「すべてを記憶しなさい。」と説く女性教師の挿話が印象深い。すべてのくたびれた大人に一読を勧めたい良書。