- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163564104
感想・レビュー・書評
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麻生圭子さんが、初めての町家暮らしを始めた時のエピソード本。
最初のうち、町家を求める彼女は、ミーハーな感じで、読んでいて、ちょっと違和感を感じたが、だんだん、ミーハーな感じがなくなり、町家を守りたい。という感覚になっていったように感じた。
様々な町家を相手にしたことで、多くの知識を得て、麻生さんが成長したように感じる。
大げさに言えば、家に育てられた。という感じだろうか。
以前、京都で宿泊をさせていただいた町家は、店の間、ダイドコが続き間になっており、走り庭に現代のシステムキッチンが設置され、エアコンの入った改築された町家。
たしかに、現代の私たちには、とても使いやすく、泊まりやすかったが、やはり、町家ではないと思っている。(そのお宿は、好きですけど。。)
現代風の住みやすさを求めたら、京町家は住みにくい住まいだろうが、やはり、昔の文化、感覚を重んじて、どうにか残せないものだろうか。( 余所者が言うなと言われそうだが。。)
サトさん、本当は、麻生さんたちに住んで欲しかったろうな。。。と、こぼちされたことを読みながら、思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「東京育ちの京都」エッセイ第2弾
これが質素!?冗談いうたらアカンわ。さりげにセンスの良いアンティークなんかあってどんだけ金かけてんてな感じの口絵写真。
装幀 / 大久保 明子
撮影 / 白澤 正
作図 / 馬場 徹 -
できるだけ改装、近代化せずに住んでいるのがエライ。季節のリズムに合わせた暮らしが1番しっくりくる家なのでしょう。
経済のリズムに合わせざるを得ないサラリーマンにはハードル高めですが、羨ましい暮らしです。 -
寝る前に少し読もうと手を出して完読。
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文庫本とタイトル違えど、同じ。
失敗。 -
先日、麻生さんの講演をきいた。京都と着物が大好きと言う彼女の京町家完成までを描いている。
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あまり作者さんの町家に対する入れ込み様に好感が持てない。なんとなくミーハーなかんじ
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文章は文句なく面白い。
でも、『京町屋暮らし』っていうよりも、『京町屋で暮らせるようになるまで』っていうかんじのないようです。
ちなみに私、この本で麻生圭子さんの本デビュー。