東京育ちの京町家暮らし

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 35
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163564104

感想・レビュー・書評

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  • 麻生圭子さんが、初めての町家暮らしを始めた時のエピソード本。
    最初のうち、町家を求める彼女は、ミーハーな感じで、読んでいて、ちょっと違和感を感じたが、だんだん、ミーハーな感じがなくなり、町家を守りたい。という感覚になっていったように感じた。
    様々な町家を相手にしたことで、多くの知識を得て、麻生さんが成長したように感じる。
    大げさに言えば、家に育てられた。という感じだろうか。

    以前、京都で宿泊をさせていただいた町家は、店の間、ダイドコが続き間になっており、走り庭に現代のシステムキッチンが設置され、エアコンの入った改築された町家。
    たしかに、現代の私たちには、とても使いやすく、泊まりやすかったが、やはり、町家ではないと思っている。(そのお宿は、好きですけど。。)

    現代風の住みやすさを求めたら、京町家は住みにくい住まいだろうが、やはり、昔の文化、感覚を重んじて、どうにか残せないものだろうか。( 余所者が言うなと言われそうだが。。)

    サトさん、本当は、麻生さんたちに住んで欲しかったろうな。。。と、こぼちされたことを読みながら、思いました。

  • 「東京育ちの京都」エッセイ第2弾

    これが質素!?冗談いうたらアカンわ。さりげにセンスの良いアンティークなんかあってどんだけ金かけてんてな感じの口絵写真。

    装幀 / 大久保 明子
    撮影 / 白澤 正
    作図 / 馬場 徹

  • できるだけ改装、近代化せずに住んでいるのがエライ。季節のリズムに合わせた暮らしが1番しっくりくる家なのでしょう。
    経済のリズムに合わせざるを得ないサラリーマンにはハードル高めですが、羨ましい暮らしです。

  • 寝る前に少し読もうと手を出して完読。

  • 文庫本とタイトル違えど、同じ。
    失敗。

  • 先日、麻生さんの講演をきいた。京都と着物が大好きと言う彼女の京町家完成までを描いている。

  • あまり作者さんの町家に対する入れ込み様に好感が持てない。なんとなくミーハーなかんじ

  • 文章は文句なく面白い。
    でも、『京町屋暮らし』っていうよりも、『京町屋で暮らせるようになるまで』っていうかんじのないようです。
    ちなみに私、この本で麻生圭子さんの本デビュー。

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著者プロフィール

エッセイスト、作詞家

「2013年 『京都早起き案内』 で使われていた紹介文から引用しています。」

麻生圭子の作品

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