- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163580609
作品紹介・あらすじ
弱い者を抱え込む装置である「家族」に生じている歪み。「私」と「社会」の緩衝地帯としての「家族」、そして親しい人々との絆のあり方を模索する。
感想・レビュー・書評
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367.3
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副題に「家族をめぐる物語」とあるが、主に少女漫画や女性作家を評論しているので、母と娘の関係や女性に関わる内容になっているように感じた。女性に呼応して男性はどうか?という評論部分も幾つかあったが。
その時々に発表された小評論をまとめた形の本で、それが逆に読みやすく、また理解しやすかった。
2004年発行の本なので、この後10年間でまた家族内の繋がりが変化していきていることを藤本さんがどう感じられているか、このような本の続きを読みたい。 -
タイトルの通り、「愛情評論-「家族」をめぐる物語」であった。
人(読者)が家族に何を求めていたのか、作家が何を描きたいのか、というのを切々とかたっている。
山のような本が紹介されていて、読書ガイドとなるかもしれない。 -
読んでいる作品がほとんどかぶってるのでわかりやすいですが、とてもこんなに細部を明確に覚えていないですねえ…大島弓子のはう〜ん、確かにそうなんだけど、それだけだったか…なんだか細部が気になってしまいます。
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全部は理解できなかったけれど、
現代の自称アダルトチルドレンに関する考察は思いきり納得してしまいました。