お金に学ぶ 東大で教えた社会人学

  • 文藝春秋
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163675701

感想・レビュー・書評

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  • 「お金」というものについて、様々な観点から述べている本。
    このシリーズは本当にものごとに基礎について記載されており、子供に将来ぜひ進めたい書籍である。
    借りること、稼ぐこと、使うこと、貯めること、投資について、いろんなことの考え方、基礎がしるされていて、今振り返ると、この本を自分が大学生の時に読んでいたことは本当によかったと思う。

  • 知ってることが多かったが、新社会人が読むにはわかりやすく有意義だと思う。

  • むちゃくちゃためになる事が、書いてある…

    『清貧』という言葉が、印象的だった。

    p15 日本では、「額面価格の20倍までを限り、法貨として通用する」と定められている。
    ex.20円のものを一円玉20枚で買ってもいい。
    17 お金の効用の図 がある
    22 親と同じようになるか、親を反面教師にして正反対になるか、どちらかに振れる確率が高い。
    24 お金の力の図
    31 『私は人生をこう生きる。だからお金をこう稼ぎ、こう使う』と考えることはとても大切。
    32 お金と生き方。初めに生き方ありき。
    33 とりあえずでもいいから、「生き方」が決まった36ら今度は自分の欲しいものを真剣に考える。
    36 金持ちはお金を大事にするとともに、お金を増やす強い意志と計画性があるし、必要なものにしかお金を使わない。
    41プラスチックマネーの怖さ。
    47 生活資金を一年分、できれば三年分貯めておこう。
    49 貯蓄の仕方の図
    51 高利回り・高収益で低リスクの商品は世界中に存在しない。
    投資はリスクをとることが利益の源泉である。
    54 キリスト教やイスラム教では収入の10%ぐらいをきふするように奨励している
    55 儲けの源泉というのは、経営者の努力と社員の働きであり、商売が成り立つのは仕入れ先や取引先などの関係各所のおかげなのだ。
    「与える人は豊かになる」
    56 例年5月ごろに高額納税者の番付が出る
    60 お金が十分にあれば物事の判断もそうは間違わないし、行いも正しくなる。
    61 お金で買える「心」は、プライドの無いものであり、ずいぶん貧弱な心ではないだろうか。
    賢明な人は、本当に欲しいものは金で買えないということに気づいている
    人生には、裸一貫で出直しという事もありうる。そんなときには自分の身に着けたものしか役に立たない。
    63足る、つまり自分の幸せの身の丈、を知ることが重要だ。
    足るを知れば、お金と自分の距離感を正しくつかむことができるのだ。
    ここまでは我慢できる、この先は耐えられないーと自分の領域なり物事との距離感のようなものを自覚していく。
    66生活費が決まれば、いざという場合に備える3年分の緊急生活費も決まってくる。
    69子供を産み育てる女性は社会から一番大事なことを預託されている。
    70スウェーデンは、13歳になったら親から離れて自立するのは当たり前
    出産育児一時金は出産から2年以内に自分で神聖請求しなければならない
    77能力が生きるような公的な資格に挑戦し、能力の見える化をしておきたい。
    どんなことでも500時間集中してまなべば、専門知識はマスターできる。
    3000時間もやればその道のプロになれる
    79 組織の中にいるとき、自分の評価は甘くなっている。大体3倍は甘い
    91 面倒くさいが儲けの元
    93市場価値を高めるためにお金と努力を惜しんではいけない
    一番効果的で確実な投資は自分に対する投資だ。
    94解決策が見つかったら、あとは、「愚直な努力をやり続ける」
    101 情報もチャンスも結局は人が運んでくる
    106おごられたら、お礼を二回言うのが礼儀
    120いい家はすぐには手に入らない。買い替えたり、建て替えたり、3軒目ぐらいでやっと”いい家”を得られるという。
    121住宅の購入には、
    本体価格、消費税、契約用の印紙税、借金の利息や手数料、登録免許税、不動産取得税、固定資産税、都市計画税などがかかってくる。
    122返せる金額を借りる
    123本を読むのは最少費用の自己投資であり、自己啓発行為
    124自分で買って読むことで本当にその本が自分の血肉になる。
    「本は脳の食事であり栄養なのだから、自分のお金で買わなければならない。」
    125あらゆる投資の中で自分に対する投資が一番報われる
    日本語がしっかりしていないのに外国語を学んでも、国籍不明の外国人になってしまうだけ・・
    131 MOT=Management of Technology
    137 起業や独立するときには、万一に備えてクレジットカードを作っておきたい
    138レジャー資金や飲食費など消費のためにお金を借りるのは悪い借金。
    必ず預貯金を取り崩すべき。
    141良い借金とは、
    自分の能力を向上させる前向きなもの
    生活を楽しんだり、幸せにするもの
    確実にかえせるもの
    利率が低いもの
    142先が見えないとき、わからないときは、動かないのも知恵。
    144イスラム世界では、利息を取ってはいけないことになっている。
    173借金返済不可能になる前に、必ず考えなければならない内容
    174地方自治体の生活福祉資金
    176本多静六博士の言葉。
     40まで勤倹貯蓄、生活安定の基礎を築き、
     60までは専心究学
     70までは御礼奉公
     70からは晴耕雨読の楽居
    179預貯金はまず緊急生活資金を貯めることから始めたい。
    199 失業手当受給中に、病気や怪我になったら、「傷病手当」・・・など、色々ある。
    244自社株投資について

  • 学生向けのビジネス書の中でも一線を画す良書。学生は就活前に必ず読むべきです。
    数字や法律制度に強くなること、これが社会人生活を生き抜く条件だと感じます。

  • 以前、本シリーズの第一弾である『人生の設計篇』を読みました。本書は第二弾!

    このシリーズは東大工学部で行われたこれから社会人になっていく学生に対して、社会で必要な生活の知恵などを講義したもの。

    本書の切り口はお金だ。

    お金とは何か?に始まり

    稼ぐ、使う、借りる、貯める、投資するなどというお金の基本を学び、よいよい人生を送るための知恵を伝授

    もちろん、投資の本はありません。人生というものを考える上でのお金の話に焦点を当てています。

    小遣い、住宅の購入のリスク、借金、貯蓄、保険など

    当たり前のことですが、大事なことです。初心に立ち返ってお金のことを考えてみるのはいかがでしょうか。

  • 正直、社会人が読むには少し物足りない、、、。

  • 070421

  • 「東大で教えた社会人学 人生の設計篇」のマネー編。
    前著と重なる部分が多いが、さらに詳しく掘り下げています。
    ・住宅は買わない
    ・財政破綻すると借入金利が急上昇し支払額が急増する
    ・生保は定期保険を優先
    ・長期にわたる生保はインフレに弱い
    ・保険は掛け捨てが原則であり、保険で貯蓄は詐欺・陰謀

  • 東大で教えた社会人学シリーズ第二弾はお金がテーマ。
    自分に対する投資は惜しまない!
    だから貯蓄出来ないのだと思いたい…

  • "はじめに生き方ありき"⇔価値観が決まる⇔欲しいモノや資格・能力が決まる⇔必要なお金の量が決まる。自分自身の目標を明確にし、それがすべて手に入ったときの自分をイメージする。満足か、そうでもないか、再度目標を立て直す。何度も何度も納得のいくまでやり直す。一年に一度目標を見つめなおす。今自分のやらなければならないこと、自分の置かれた状況、自分に出来ること、多くのことを教えてくれた一冊。お金に学ぶ、とあるように、お金についてくどいくらい書いてある。現時点では冗長と感じる。将来においても冗長であったと感じたい。

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