- Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163756608
感想・レビュー・書評
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去年この主人公の犬と同じ年で亡くなった愛犬のことを思い出しながら読んだ。雑種犬を飼う普通の昭和の家族がほのぼのと描かれていて暖かい気持ちになりました。
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泣けます。少女まんがを語るわりに、コマ割りが少女まんがじゃないですよね。
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今、我が家にいる愛犬は、家族になって11年目を向かえました。
ムクとは似ているところがたくさんあり、まるで自分のことのように読めました。
ムクは、たかぎさんの家族にもらわれて、たくさん愛してもらえて、きっと幸せだったと思います。
読み終えた後は温かい涙が流れますが、心温まるストーリーです。 -
いつもどおり
のんびりかわいい感じ
でも、わかっていても
ラストで涙が出てしまった -
愛犬の一生というより、一匹の子犬が成長し、老いて死ぬまでの間に、人間の女の子がどれだけ成長し、歩を進めるかを描いた作品。
中学に行ったら新体操部に入ろうと、畳の上でリボン演技に励む小6女子。中学に入学したら新体操部はなかった・・・って、遠い私立中学に行ったんじゃなくお姉ちゃんが行った地元中学に行ったのに、そのくらいのリサーチもしなかったんかい(笑)
卒業文集にみんなが「将来の夢」として看護師、プロスポーツ選手などの職業を書いているところに一人「ハワイ旅行」を書くお気楽者。
その子が一人上京して、絵を描く仕事という夢に向かい合うようになって行く。
成長っていいなあ。成長の余地がいっぱいある、子どもっていいなあ。若さっていいなあ。老いて世を去る時のムクの姿がいっそうその思いを深めます。
著者とムクは、きっと、共に成長した同志のようなものなのでしょう。この本を読んで、自分にとってのムクを思い出せた人は幸せだなと思います。