- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163822808
作品紹介・あらすじ
ぼんくら少年、陰謀渦巻く華麗な朝廷へ。気鋭の清張賞受賞作家第二作八咫烏の世界を描くファンタジー絵巻第二弾。兄宮派と若宮派に分裂する朝廷、権力争いに放り込まれた少年が見出した意外な真相とは?
感想・レビュー・書評
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シリーズ2作目、同じシーンが違う視点から描かれていて、今回も楽しめました。続きが楽しみです!
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八咫烏シリーズ2作目。
1作目で描かれていた后選びの裏側で、兄宮VS若宮の世継ぎ争いが繰り広げられていた。
前作と同じシーンもたくさんあり、違った目線で描かれると、こんな見え方になるのか!と面白かった。
こういう形でシリーズが続いていくなら、それまでの内容をしっかり記憶に残しておいた方が楽しめそう。すぐに忘れてしまうから、続けて読んでいかないと!
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4人の妃候補選びの背後で、血生臭い勢力争いが繰り広げられている中で、主人公雪哉と若宮のやり取りが軽妙で楽しく、次第にハラハラした展開となり、最後は…切なく哀しい想いも湧きました。やっぱり一気に読了。続きが楽しみです。
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本を読んでいるはずなのに、映画かアニメでも見ているかのようだった。とても映像が浮かんでくるようだった。
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キャラが立っているから読みやすい。
場面転換が多いので、だれずにぐんぐん読める。
最後のところだけ、ちょっとモヤっとしたかも。
でも、続編があるみたいなので、その布石かもと思うと楽しみ。 -
陰謀が渦巻く朝廷で多くの敵に立ち向かう若宮と雪哉の物語。
「烏に単は似合わない」の姫達のどろどろとしたバトルロワイヤルの裏ではさらに暗く、重い陰謀が隠されていたとは・・・。
また、小野不由美や上橋菜穂子に劣らない文章力にも感激した。
次巻にも期待。 -
日本神話にも登場する三本足の伝説の烏「八咫烏」…人間の姿に変身することもできる彼らが支配する山内を舞台にして描かれる異世界ファンタジー「八咫烏シリーズ」の2作目『烏は主を選ばない』です。
1作目は日嗣の御子である若宮の妃を桜花宮で選ぶお話でしたが、今作はまさに1作目と同じ時系列で桜花宮の外での若宮側のお話…と言っても語られるのは若宮の側仕えとなる雪哉の視点から。
いやぁ〜これはおもしろかった!雪哉も若宮もどちらもとても魅力的なキャラクターでしたね。朝廷での権力争いから交錯する思惑、程よいアクション、怒涛の伏線回収…雪哉の選択は本当にそれで良かったの?そしてまだまだ「八咫烏」という設定が本領発揮されてないよね?「本物の金烏」って何?続きを読むのがますます楽しみです〜。 -
続きが気になって、時間を忘れて読んでしまった。こんな読書体験は久しぶり。
シリーズ一作目とほぼ同じ時系列で、若宮側のお話。
一作目と同様に、最後の最後で一気に種明かしされるような構成で、解決するスピード感が楽しめた。