糖質制限完全マニュアル 血糖値が安定すればやせられる

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163907253

作品紹介・あらすじ

体温や血圧などと比べて圧倒的に測定の機会が少ない血糖値。しかし、実はこの血糖値こそが私たちの健康にまつわるあらゆることを司っている。『血糖値が安定すればやせられる』という本書のタイトル通り、血糖値の上昇を抑え、安定させれば中性脂肪が増えることはなく、健康にやせることができる。さらに、虫歯、肌の糖化、老化、糖尿病、動脈硬化症、ガンなど、多くの症状や病気の要因に血糖値が深く関わっている。数多くの糖質制限関連の本を出版している北里研究所病院糖尿病センター長の山田悟先生が「血糖値」という視点から、ダイエットを成功に導く方法や病気予防などについて詳しく解説する。【第1章 カロリー制限ではやせられない!?】■私自身が経験したカロリー制限食と低糖質食カロリー制限でダイエットに挫折 / 空腹感をがまんしなくていい治療法 / イタリアンシェフ阿曽達治さんとの出会い増え続けるレストランの低糖質メニュー / 毎日お腹いっぱい食べても10kg減量に成功■カロリー制限は意味がないカロリー制限はなぜ続かない!? / 正確なカロリー計算などできない!/ 筋肉が落ち、基礎代謝までが減ってしまうたちの悪いリバウンド / 老化を早める危険性 / カロリー制限にはエビデンスがない空腹のストレスがなく、効果が高い方法【第2章 糖質と血糖値】■糖質が体内に取り込まれる仕組み糖質=炭水化物-食物繊維 / 血糖値が健康を司っている / 血糖値を上げる物質はただひとつ細胞の「鍵」の役目をするインスリン / 国民の6分の1が危ない!■糖質が脂肪になる仕組み肥満のメカニズム / ブドウ糖が脂肪になる! / 太るとインスリンも効かなくなる / 日本人はインスリン分泌能力が低い民族糖毒性という恐ろしい現象 / 糖尿病患者の半分以上が肥満ではない / 血糖値を上げるのは糖質だけ【第3章 血糖値が安定すればやせられる】■血糖の上下動が肥満を引き起こす健康診断では分からない〝食後〟血糖値 / 40歳以上の3人に1人が血糖異常者過剰なインスリン分泌は肥満に直結する / 肝臓がフォアグラ状態に!■糖質の過剰摂取が太る原因血糖値の上昇が中性脂肪を増やす / 体脂肪増加の原因は糖質摂取だった / 油は肥満の原因ではない脂質を摂るほど中性脂肪は減る / 脂質は血糖値も下げてくれる / カロリー摂取を増やすと血糖値の上昇が防げるアメリカと日本の食事摂取基準の違い / 食後血糖の上昇を抑える食べ方 / 太っている人はやせて、やせている人は引き締まる【第4章 ロカボで食べればすべてが解決する】■ロカボの定義と食べ方ローカーボ、糖質制限、ロカボの違い / 1日に摂ってよい糖質量は? / 肥満や病気のリスクが格段に減るでんぷんには要注意 / まずは主食を半分に / おかずはお腹いっぱい食べる / ソースよりマヨネーズがおすすめカーボラストで食べよう! / 朝食抜きがダメな理由 / 糖質量を守れば夜食もOK / あらゆる体形と年齢におすすめできる食事法■ロカボのコツと注意点醸造酒も蒸留酒もOK / お酒を一緒に飲むと血糖値が下がる / スイーツも毎日楽しめるフランス料理、実は低糖質 / 和食=ヘルシーのワナ / ファストフードとコンビニの活用法果物はおやつとしてカウント / フルーツジュースの落とし穴 / ロカボはコツをつかめば簡単!【第5章 血糖値が安定すれば寿命が延びる】■糖尿病を未然に防ぐ空腹時血糖100mg/dl以上は糖尿病予備軍 / 食後血糖140mg/dl以上は糖尿病予備軍 / 本当に怖いのは合併症併発すると生命にかかわる動脈硬化症 / 糖尿病を未然に食い止めるために / 食後血糖を測る方法■血糖異常が引き起こす様々な病気メタボリックドミノ / 「メタボ→糖尿病→動脈硬化症」の連鎖 / 認知症も引き起こす【第6章 運動と血糖値】■運動すれば血糖値が下がる運動にはインスリンのような作用がある / GLUT4を増やす働き / 週1回の運動でもOK / 有酸素運動か、筋トレか?食後の運動が効果的 / 継続できる運動を見つけよう■アスリートのための食事カーボローディングには意味がない? / ファットアダプテーションは高血糖のリスクがないカーボローディングの危険性 / アスリートにもロカボがおすすめ

感想・レビュー・書評

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  • この手の本でよく言われていることがコンパクトかつわかりやすくまとめられている。
    新しい気づきとかはないけど。

  • この北里大学の先生の本はとても読みやすい。わかりやすい。ただ、他のこの先生の本を読んだことがある人は、追加で読む必要はないような気がする。

  • 血糖値が安定すればやせられる』という本書のタイトル通り、血糖値の上昇を抑え、安定させれば中性脂肪が増えることはなく、健康にやせることができる。

    さらに、虫歯、肌の糖化、老化、糖尿病、動脈硬化症、ガンなど、多くの症状や病気の要因に血糖値が深く関わっている。

    北里研究所病院糖尿病センター長の山田悟先生が「血糖値」という視点から、ダイエットを成功に導く方法や病気予防など

  • 【肥満や多くの病気は「血糖値」と深く関わっていた】糖質制限のトップドクターが「血糖値」という視点からダイエットを成功に導く方法や病気予防などについて詳しく解説。

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著者プロフィール

北里大学北里研究所病院糖尿病センター長
1994年、慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部内科学教室、東京都済生会中央病院、東京都国保南多摩病院、慶應義塾大学医学部内科学教室腎臓内分泌代謝研究室などを経て2002年に北里研究所病院へ、2007年5月より糖尿病センター長、2021年7月より北里大学北里研究所病院副院長。2013年11月、食・楽・健康協会設立(兼務)
日本糖尿病学会糖尿病専門医、日本糖尿病学会指導医、日本糖尿病学会学術評議員など。慶應義塾大学医学部非常勤講師、北里大学薬学部非常勤講師、星薬科大学非常勤講師。

「2022年 『ウルトラ図解 糖尿病』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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