CRISPR (クリスパー) 究極の遺伝子編集技術の発見

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163907383

感想・レビュー・書評

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  • 約1ヶ月かけて読む。
    遺伝子編集技術 少い手書きの図解がホットする。難しい本だからね。

    人類にとっての素晴らし大発見は人類を脅かす恐怖でもある。生殖細胞系の遺伝子研究は一旦開発の速度を落とそうと。
    医療からの偉大な発見は表裏一体。今はどこまで進んでいるんだろう。研究を後退させても行けないし。研究者だけでなく多くの人々がこの研究の原点を知るようになるといいですね。

  • クリスパーは少しだけ聞いたことがあるもののほとんど知識になく、気になったため本書を手に取った。ノーベル賞を取った科学者自らが執筆している。前半は発見までの経緯、後半は倫理的な問題に対する考察。
    遺伝子の操作がもたらす危険と可能性には果てしない論争がつきまとうことを実感。
    著者のメッセージとして1番心に響いたのはこの言葉。自身も科学を知るように心がけたい。

    科学と一般自民とを隔て、不審と無知をはびこらせてきた壁を壊さなくてはならない

  • サイエンスにおける発見ノンフィクションは、たいてい映画になりそうなくらい面白く、好物。

    文系脳の私にも、DNA切断と編集の歴史がよくわかったし、バクテリオファージやエンドヌクレアーゼといった言葉は耳にするけど??だったものもなんとなく理解できた。
    まだ発見から10年たっていないので、話題や登場人物も現役感があり、現在進行形の物語として、Google検索などしながら楽しく読めた。文系脳にもおすすめ。

  • 新書なので、専門職以外にもわかるように書かれている。
    この分野に関してほとんど無知だったけれど、1冊読めば概要を掴むことができた。

    CRISPER-CAS9
    遺伝子編集を行うためのツール。
    他の手段で今までもできていたが、このCRISPER-CAS9は簡便で安価なため世界中で遺伝子編集の研究が進んだ。

    そのおかげで、実際遺伝難病の筋ジストロフィーなどの遺伝性疾患が著名に改善したり、様々な難病の治療が開発されることになった。

    ガン治療にも応用でき、かなり将来性のある期待できるツールであるが、一方優生保護などの考えが再燃したり今までいなかった新人類の誕生など倫理的な問題も多数抱えている。

  • レビュー省略

  • バイオテクノロジーもここまで来たかと驚いた。不治の病や絶滅種の解消に期待が寄せられる一方、モラルハザードも危惧される中、正しい知識を得て、新たなテクノロジーを正しい方向に進めていくための一助となる。

  • 素晴らしい。私たち人間がオープンエンドな科学的研究を通して、身の回りの世界を探求し続けなければならないというエピローグの著者の思いに共感。

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