マンガ 生涯投資家

  • 文藝春秋
3.85
  • (7)
  • (6)
  • (5)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 104
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163912950

作品紹介・あらすじ

「物言う株主」として平成の日本経済に旋風を巻き起こした村上世彰。その波瀾万丈の半生と投資理念を綴ったベストセラー自伝を、ホリエモンこと堀江貴文氏の獄中記で知られる漫画家・西アズナブルが完全コミカライズ!

2006年、ニッポン放送株をめぐるインサイダー取引容疑で逮捕された「村上ファンド」の村上世彰。表舞台から姿を消した村上氏だが、約10年の沈黙の後、シンガポール在住の個人投資家として株取引の世界に復帰する。

投資家である父の影響を受け、小学生の頃から株取引を始めた村上氏。通産省の役人を辞め、なぜ投資の世界に飛び込んだのか? 日本で初めて敵対的TOB(株式公開買い付け)やプロキシーファイト(委任状争奪戦)を仕掛けた意図とは? 東京スタイル、ニッポン放送、阪神鉄道などの投資において、一体何があったのか? 村上氏の投資家としての軌跡と投資哲学が、漫画を通じて明かされる。

本書では、アクティビストとして一世を風靡した村上ファンドの内実を赤裸々に描写。オリックスの宮内義彦氏、ライブドアの堀江貴文氏、フジテレビの日枝久氏など、村上氏と関わりの合った人々がどのように漫画で描かれるかも、楽しみの一つだ。

物語と並行して、現在の村上氏が中高生を相手に金銭教育を講義するという体裁で、株取引の仕組みや投資哲学を分かりやすく解説。株投資の入門書としても、最適の一冊となっている。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 順調そうに進むかと思われる動議も毎回邪魔が入ってしまって結果的に思い通りにいかないことばかりだったけど、株主利益・コーポレートガバナンスの実現の追求を信念にしていたことはよく分かった。

  • 評価
    ★★★★★ 毎日読みたい
    ★★★★ 引越しても持って歩きたい
    ★★★ 仕事の優秀な道具
    ★★ 人に推薦したい
    ★ 途中で読書中止

  • 当時の舞台裏を気楽にサクサク読めて面白かった。漫画家の方の表現力が素晴らしく、実際の場面をみてるような迫力や緊張感が伝わってきた。
    当時村上世彰さんの事を知りたくても情報が少なかったので、こうした本が出るのはとても嬉しい。

  • ビジネススクールの知り合いから薦められたけど、どんな内容かを知りたく、まずはマンガ版で読みでみる。

    コーポレートガバナンスの重要性、投資哲学など、個人投資家にも役にたつ大切なことが半分、あとは恨み節だったり、ほれ見たことか、こんなすごい人と会ったんやで的な村上さんの自意識といったところ。どうしても著者の一方的な視点なので、ホンマかいな、と思いながら読み進める感じでした。全体的な内容としては、とても良かったですが、どうしても鼻についてしまうところが、あまり好みではなかったかも。

  • 「物言う株主」は、企業は何より従業員のためにあるとする従来の経営者の感覚と対立した。安値で放置されている上場株を集め、株主総会で「自社株買い」と「配当引き上げ」を提案、プロクシーファイト…失敗…/世間を敵に回した「むちゃくちゃ儲けましたよ、お金儲けして何が悪いんですか?」発言ニッポン放送への投資とインサイダー容疑での逮捕、〜判決文「安ければ買うし高ければ売る…このような利益至上主義には慄然とせざるを得ない」まるでファンドの存在意義、資本主義経済を否定するかのような、支配者は高徳で無欲であるべきとの武士道徳

  • ずっと読みたかった本だが原著はなんか読むのかったるいなと思いマンガから購入。絵から大したことなさそうと侮っていたが、読んでみると良くまとまっており内容も原著に忠実そうでスッキリ理解できた。この話が本当なら利益を超えて日本の経済のために自分を犠牲にしてでも頑張ってきた人なんだなぁと感じた。

  • 当時はまだ学生であまり理解しきれていなかった部分もありますが、村上さん自身が当時を振返りながら語っていることに意味がある書籍ですね。
    村上さんの社会人向けの投資塾みたいなものがあったら通いたいなぁと思います。

  • 【ビジネスマン必携の半生記をコミカライズ】「物言う株主」として一世を風靡した男はなぜ逮捕され、十年後、復活したのか。漫画を通じて明かされる、激動の半生と投資哲学。

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

村上 世彰(ムラカミ ヨシアキ)
投資家・N/S投資部特別顧問
1959年大阪府生まれ。東京大学法学部卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。日本経済の持続的な成長のためにはコーポレート・ガバナンスの普及が重要であることを実感し、40歳を目前にファンド会社を設立。現在はシンガポールに拠点を移して投資を行う。また、日本の社会的課題の解決に寄付を通じて貢献したいという想いが募り、村上財団を創設。働く女性の労働・生活環境のサポート、未来の日本を創る中高生の金融教育や社会支援に積極的に取り組んでいる。

「2021年 『読んだら一生お金に困らない N/S高投資部の教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

村上世彰の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×