亡国の東京オリンピック

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163914121

作品紹介・あらすじ

オリンピックの開催が新型コロナ感染を爆発させることは、やる前から危惧されていた。案の定、開催期間中、感染者数は過去最大を更新し続けた。病床はひっ迫し、自宅療養中に死亡する例が頻発。国民の「安全と安心」は切り捨てられた。
それなのに、なぜオリンピックは強行開催されたのか。
米紙ワシントン・ポストの有名コラムニストはコラムでこう指摘した。
貪欲さの金メダルはIOC、銀メダルはNBC、銅メダルは日本の大会組織関係者だ、と。
日本国民を新型コロナの苦しみに追いやる一方で、利益を得た者がいる。
前著『オリンピック・マネー 誰も知らない東京五輪の裏側』(文春新書)で、東京オリンピックの巨大な利権構造を鋭く抉った筆者が、1年の延期を経て、強行開催に至った経緯をあらためて検証する。
IOCとNBCの放送権料のからくり、神宮外苑再開発という不動産利権の闇、ふくらみ続けたオリンピック経費の謎……こんなことを続けていれば、早晩、日本は滅んでしまう。
筆者はあとがきでこう主張する。オリンピックで使われた税金の明細を一刻も早く明らかにせよ、と。
「平和の祭典」の美名の下に行われた愚挙の真相はここにある!

感想・レビュー・書評

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  • 逮捕者も出て、やっぱり利権まみれだったんだよなあと実感。この国は終わってる。

  • P3 64年と21年(2020)の開会式の違い。皇后の出席の有無にも言及すべきかと。
    P7 オリンピックを戦争に置き換えるとしっくりくる怖さ。
    P18 64年大会も道路の新設・拡張で立ち退きさせられてたのに。P49で言及されてた。
    P29- マスコミに戦争は止められない
    P107 宗教に例え。
    P120 マリオの仮装に対しての任天堂の態度が不明。
    P132- セーリング会場の設置と津波発生時の避難路の確保。「大津波が来たら助かりませんよ」の告知は義務でしょ。
    P141 著者は新聞社出身だからだろうけど、高尚な媒体なんて認識は薄いのが現実。
    P147 「責任の希釈化」と誰かが。
    P154 森会長(当時)の女性蔑視発言。個人的には、敵対勢力排除発言かと。
    P180 神宮外苑再開発は、地図を載せろと。
    P185 衆院選挙。悲しい民意でした。

  • 【利権の宴が終わった後、国民だけが地獄を見る】コロナ禍でも強行開催された東京オリンピック。そこまでして得をしたのは誰か。国際的なオリンピック利権をするどく抉る告発の書。

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