- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163917160
作品紹介・あらすじ
「笑って創作したい」オタクのための必読書!――『私のジャンルに「神」がいます』真田つづる氏、推薦!!
絵描き字書き問わず、創作において悩めるオタクの魂の叫びを、超・オタク作家カレー沢薫がゆるっと解決!
「原作無視の二次創作が気になる」「過疎ジャンルで感想がもらえない」「40代で同人イベントはやめるべき?」「推しを死なせてしまう矛盾と苦悩」「神創作者の方程式とは?」といったお悩みから、書きおろし相談「十数年の推しカプとは別のカプにハマってしまったら」「お金を得ることと創作意欲のバランスをとるには」まで、創作に迷うすべての人に捧げる抱腹絶倒のエッセイ‼︎
感想・レビュー・書評
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まあまあ楽しく読んでしまった
けど創作論っていうかお悩み相談の半分くらいは二次創作世界での人間関係のゴタゴタとかで、のどかで平和な二次創作しかやってこなかった身もしてはエッそんなことあるんだ…?!ていうかそんなことで悩むの…?!という話の連続で途中からほぼフィクションの世界だった
解釈違いとか、逆CPに苦しむというのがほぼない平和な(というかこだわりが生まれるほど二次創作に入れ込まない)シッパーなので、解釈違いや逆CPに村でも燃やされたんかっていうくらい怒ってる人とか見ると(見ないけど)やっぱりフィクション…?て思う
読む専だけど創作者と交流したいって相談にはなるほどな〜とちょっと思った 確かに二次創作の世界でも交流する人って同じく書(描)いてる人だし、そもそも交流とかあんまりしたくないから読む専でいるのかな?と思ってた でも読む専の人と交流しようと思っても話題の引き出しがないから確かに難しい…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
たとえが面白くて読んでいて楽しい。なかには意味がよくわからないものも(私には)あるけれどよくこれだけ言い回せたなと感心する。
創作される方のお悩み相談本ですが、著者の回答がユニークで面白おかしく、しかし的を射ているので感心する。
ちょっと(?)下ネタもあるので好き嫌いはわかれるかも。 -
星5億個つけたい、オタクたちのお悩み相談本です。
私が真似たいことは、神作を1年に1回更新するより、5時間で描いた作品をこまめに更新…!です。あと、ごちゃごちゃ考えるより手を動かす、絵を描く! -
カレー沢薫の二次創作関連お悩み相談。
pixivのアカウントを持っておらず創作にも興味が薄いので、この界隈の話が興味深かった。
大体の悩みは人間関係に収束するんだなあ。 -
カレー沢先生もあとがきに書かれているように、創作への悩み相談なんてマニアックなんだろうな、と思いきや、普遍的な人生相談ばかり。
先生の答えは薬になるが決して毒にならないので穏やかな気持ちでかつ楽しく読むことができていい。
ワクワク人生相談(https://booklog.jp/item/1/4778317343)も良かった。
心に残った台詞メモ
p.63 ただ雨が止むのを待つのではなく「晴れるまで部屋でニンテンドースイッチをやる」
p.118 (楽しく書くことで自信をつける)そうすることで、露出は「ヌード」という芸術に変わっていく
p.175 たしかに、「アゲハ蝶」をイメソンにして推しカプ創作をしたことがない昭和のオタクはいない
p.184 (正しさは数で決まるものではない)99%が「金のうんこ」と解釈するにも関わらず、正解は「炎」
p.232 むしろこの群雄割拠の高齢化社会で40代程度でBBAとし注目を集めようというのは甘いのでは
p238 逆に理解している人からすれば「年をとろうが家庭を持とうが活動を続けていいのだ」という励みになる -
pixivのウェブメディアに連載されたコラムの書籍化である。
pixivユーザーのさまざまな“オタク創作者”たちから寄せられるさまざまな相談に、カレー沢薫が答えていく人生相談のスタイルを取っている。
当然、pixivやコミケなどの二次創作にまつわる相談が多い。私はpixivにもコミケにも無縁だが、それでも十分楽しめる。
カレー沢薫はオタク創作の機微を知り尽くしているし、答えの中ににじみ出る独特の言語感覚は相変わらず冴え渡っており、笑いを誘う。
笑った独創的表現の例。
《創作というのは「性癖カードバトル」「照れた奴から死ぬ戦場」「羞恥心早捨て競技自由形」と呼ばれています》
《隣の芝生は大麻に見える》
《「劣等感に苦しまずに創作したい」というのは「健康的に覚醒剤をやりたい」と言っているようなものです》 -
元々連載されていたお悩み相談を読んでいたけど手元に置いておきたくて購入。
今から新規参入出来ないジャンルの相談の人が一番好き。そのジャンル、私にもDMで教えてもらっていいか? -
どちらかというと読む専で創作はほとんどしないけれどもおもしろかったです。
申し訳程度の注釈もまたジワる