韓国併合への道 (文春新書 86)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166600861

感想・レビュー・書評

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  • 日韓併合に至るまでの過程というものをはじめて読んだ気がする。努めて理性的、客観的であろうとする筆者の姿勢が見て取れて、そのぶんこちらとしても謙虚な姿勢で読む気にさせられた。こういう本が韓国で出せないのは、やっぱり言論の自由がないとしか言いようがない。

  •  韓国併合について、韓国側の前近代的貴族王政による、歪んだナショナリズムの運動が記されている。韓国の知らざる一面が、面白い。

  •  本書では、病理的被害者意識と熱狂的ナショナリズムを廃して史実を冷静に分析し、韓国併合へと至った理由を、李朝の硬直して無責任な官僚主義、大国に日和見的に頼ろうとする事大主義にあったと結論付けている。韓国人の著者が書いているだけに説得力があるし、韓国人の間でも事実を冷静に受け止めようとしている人たちがいることがわかってホッとする。ただ、本書を読んでみんな朝鮮が悪いと開き直る日本人がいるとしたら残念。朝鮮の弱みに付け込んで、日本の防衛と国益にかなうよう併合への道を突き進めた日本側にも否があるのだから。日韓友好のためにも、日本人にも韓国人にも必読。

  • もう一度読み返さねば。今思い返せばよく理解できてなかった。

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著者プロフィール

韓国・済州島生まれ。1983年に来日、大東文化大学(英語学専攻)の留学生となる。その後、東京外国語大学大学院修士課程修了(北米地域研究)を経て、現在は拓殖大学国際学部教授、東京国際大学国際関係学部教授。評論家としても活躍中。1998年に日本国籍取得済み。
主な著書に、『攘夷の韓国・開国の日本』(文藝春秋、第5回山本七平賞受賞)、『スカートの風』(三交社・角川文庫)、『韓国を蝕む儒教の怨念』(小学館新書)、『韓国「反日民族主義」の奈落』(文春新書)、『日本にしかない「商いの心」の謎を解く』 (PHP新書)、『反目する日本人と韓国人』(ビジネス社)など多数。2021年から「呉善花チャンネル」を開設、「相反する日韓学」を配信中。

「2023年 『日本のどこが好きですか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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