花粉症は環境問題である (文春新書 619)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166606191

感想・レビュー・書評

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  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA84872627

  • ロフト行き

  • 花粉症は戦後、日本中の山に杉ばかりを植樹した国の失策によるものであり、3000万人の日本国民が身体的不調をきたし、マスク、目薬、通院などで経済的負担や国民保険が生じている。花粉症は公害・環境問題である。

  • 花粉なし杉を植林とか、
    国のダメな政策を知ることができます。

  • 花粉症の最大の原因は、戦後、国策によって大規模にスギを植林した為だというもので、まさに環境破壊問題だという論旨です。


    花粉症の原因として、「寄生虫がいなくなったから」などの俗説もいくつか紹介されていましたが、これまで花粉症でない自分自身、花粉症は文明病のようなもんだと思っていて、自分のような貧乏育ちには関係ないだろう、と高を括っていたんですが、単純に花粉飛散量の問題だとすると、これから特に春先のこの時期、少々不安を感じながら対処していったほうが良いかもしれません。

    非常に大雑把ですが、日本全体として、患者さんたちの対策費用が年間で1兆円の損失になっているんだそうで、これはこれで、一つの産業構造が出来てしまっているということですね。

    (2008/3/31)

  • 著者の花粉症憎しの怨念を感じる1冊です。

  • 2008/2
    花粉症がどれだけ経済損失を与えているのか、強く主張しているが、この本の主題は日本の森林行政の誤りとそれに対しての改善案を述べられている。花粉症の被害についての記述は少し冗舌すぎるが、自然科学の本としては読みやすい。

  • 花粉症は環境問題である (文春新書)
    奥野 修司
    文藝春秋(2008-02)

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著者プロフィール

奥野 修司(おくの しゅうじ)
大阪府出身。立命館大学経済学部卒業。
1978年より移民史研究者で評論家の藤崎康夫に師事して南米で日系移民調査を行う。
帰国後、フリージャーナリストとして女性誌などに執筆。
1998年「28年前の『酒鬼薔薇』は今」(文藝春秋1997年12月号)で、第4回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞受賞。
2006年『ナツコ 沖縄密貿易の女王』で、第27回講談社ノンフィクション賞・第37回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
同年発行の『心にナイフをしのばせて』は高校生首切り殺人事件を取り上げ、8万部を超えるベストセラーとなった。
「ねじれた絆―赤ちゃん取り違え事件の十七年」は25年、「ナツコ 沖縄密貿易の女王」は12年と、長期間取材を行った作品が多い。
2011年3月11日の東北太平洋沖地震の取材過程で、被災児童のメンタルケアの必要性を感じ取り、支援金を募って、児童達の学期休みに
沖縄のホームステイへ招くティーダキッズプロジェクトを推進している。
2014年度より大宅壮一ノンフィクション賞選考委員(雑誌部門)。

「2023年 『102歳の医師が教えてくれた満足な生と死』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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