- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166606436
作品紹介・あらすじ
自由な空気と押し相撲、そして自立心を大切にするのが高砂流。強い弟子ほど「譲らない心の強さ」を持っている。手こずらされるのは親方の宿命なのだ?「新しいタイプの親方」が、指導法を初公開。
感想・レビュー・書評
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著者、高砂浦五郎さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。
---引用開始
朝潮 太郎(あさしお たろう、1955年〈昭和30年〉12月9日 - 2023年〈令和5年〉11月2日)は、高知県安芸郡(現:高知県室戸市)出身で高砂部屋所属の元大相撲力士。最高位は東大関。本名は長岡 末弘(ながおか すえひろ)、現役時代の体格は身長183cm、体重183kg。得意手は突き、押し。星座は射手座、血液型はB型。1990年から2002年まで若松部屋、2002年から2020年まで高砂部屋の師匠を務めた。
---引用終了
高砂浦五郎さんは、大相撲高砂部屋の親方になります。
本作の著者である高砂浦五郎さんは、第4代になります。
ちなみに、現在(第5代)の高砂浦五郎さんは、朝赤龍太郎さん(1981~)になります。
で、本作の著者である、第4代の高砂浦五郎さんは、先頃、67歳にて永眠されました。
本作の内容は、次のとおり。
---引用開始
自由な空気と押し相撲、そして自立心を大切にするのが高砂流。強い弟子ほど「譲らない心の強さ」を持っている。手こずらされるのは親方の宿命なのだ?「新しいタイプの親方」が、指導法を初公開。
---引用終了詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
07年ごろの朝青龍騒動のころ、親方が昔話を交えながら擁護する新書。いわゆる語りおろしだが、知人というライターがうまくまとめていると思う。
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朝青龍の親方、という表現がぴったりくる元大関・朝潮による一冊。
最初の朝青龍の騒動の裏事情など、ワイドショーだけではわからなかったことがよくわかってくる。朝青龍は一方的にヒール扱いされてはいたものの、相撲にはまじめに取り組んでいてなんだかんだすごい才能の持ち主だということが師匠の目を通じてもよくわかる。でもこの本を出した後に2回目の騒動があったことを見るとすべてぶち壊しと言えなくもないけれど。 -
平成24年11月29日読了。
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2011.11.7読了。
世が世なら、わたしも高砂部屋に入りたかった。 -
協会の広報的にこのタイトルはどうなんだ、と突っ込みを入れたくなるが読むと払拭。人柄ですね。ボヤキと信念のゆらゆら感を満喫。おもろかった。
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朝青龍について初めて知ることが多く、かなり印象が変わりました。
日本語が上手で頭の良い人だとは思っていましたが。
気になっていた朝乃若や一ノ矢に関する記述があったのもマニアとしては嬉しかった。
親方の人を見る目が温かく、周りの人(特におかみさん)への愛情が感じられる1冊です。
高砂親方のような人が理事職に就けば相撲界はさらに盛り上がるのではと思います。 -
08年10月読了 一般的にお間抜けさんの高砂親方、傲慢な朝青龍と報道されているが、それが色眼鏡で報道に味付けされていることが分かる。マスメディアだけの情報に支配されるのは怖いと思った。
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2008/8
朝青龍問題で話題になった高砂親方の自叙伝に近い親方としての生活を語ってある本。正直言って、今いる立場でこのような本を出版できる神経の図太さには呆れながらも感心する。
ま、閉鎖性の高い相撲協会の本音の部分が少し見えるのは予想外だった。 -
「大ちゃん」の愛称を持つ、2年連続学生横綱、アマチュア横綱の看板をひっ提げて大相撲界に入門した長岡も大名跡朝潮を継いで、50ウン歳。世間的には問題視される朝青龍を横綱の地位まで育て挙げた。名選手必ずしも名伯楽とはならずと云われるこのスポーツの世界で、唯一無二と云えるのでは無かろうか。