ビジネスパーソンのための契約の教科書 (文春新書 834)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 68
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166608348

作品紹介・あらすじ

契約交渉は古来、日本人が最も苦労してきたところだ。国際化が進み、今は企業も個人もネット上で海外企業と情報のやりとりをする時代。現代ビジネスに必須の契約マインドの身につけかたを、国際コンテンツ契約の第一人者が伝授する。

感想・レビュー・書評

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  • 場数を踏んだ専門家ならではの話を期待したが、契約は大事ですよ、という意識付けの話が大半でした。私が読者対象ではなかったというだけかもしれませんが、ややお手軽なつくりが透けて見えたので★★としておきます。

  • なんとなくではいけない。

  • ・契約書は読むためにあるもの
    ・契約書に明確・網羅されているか など
    至極当たり前かもしれないが改めて重要視いただいた。

    仕事上、契約書に関わる機会が多いためか知っている事柄が多く若干物足りなさがありました。

    ただ、ウルトラマン訴訟のことは知らなかったです。参考になりました。

  • 何のために契約書が必要なのかを理解するための本。
    営業担当者が読んでみても良い。

  • 最近、契約を検討する機会が増えてきたことから、今更ではあるが、一般的なビジネスマンにとって契約とどう向き合えばよいかという観点で書かれた本書を手に取ってみた。さすがに著作権の権威の著書だけあり、著作権がらみの事例が多い。円谷プロがウルトラマンの独占利用権をタイに売り渡してしまった話や、マッハGoGoGoをハリウッドでリメイクした作品に、原作のタツノコプロの名前がほとんど表示されない話など。日本側が契約を形式的なものだと思い込んでいて、相手の契約案をほとんどチェックもせずに、そのまま丸呑みにする傾向があることから、こういう事態を招来させてしまっているのだという。帯に書かれていた“「黄金の契約3原則」が、あなたを救う。”の3原則を挙げてみる。 1.契約は読むためにある 2.「明確」で「網羅的」か 3.契約書はコスト。コストパフォーマンスの意識を持つシンプルだけど、奥の深い言葉だ。心に留めておきたい。

  • 契約書の基礎の基礎。
    日々、ビジネスでもプライベートでも契約を交わすことが多いが、何も知らずにいたことを思い知らされた。
    本当に入門のための本だが、入りとしてはちょうどいい。

  • 契約書を作るときの心構えの大切さがよく分かった。

  • これぞ実務書

  • 前半はライセンスビジネスの現在について。
    後半は契約の基本について。

    前半はこういうことがあるのかぁ、という発見があり、後半は基本の再確認になった。

    たまに出てくるふざけた表現が癪。

  • 基礎の基礎だが、契約書に対するスタンスを再確認するにはよい。
    ・契約書はコスト。コストパフォーマンスの意識を持つ。
    コストとリスクのバランスで契約書の要不要を判断、という下りは常に頭に置いておきたい。

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著者プロフィール

弁護士・ニューヨーク州弁護士。1991年東京大学法学部卒業。1993年弁護士登録(第二東京弁護士会)。骨董通り法律事務所代表パートナー、日本大学芸術学部客員教授、国会図書館審議会・文化庁などの委員、「本の未来基金」理事、think C世話人、東京芸術大学兼任講師などを務める。著書に『18歳の著作権入門』(ちくまプリマー新書)、『著作権とは何か』『著作権の世紀』(集英社新書)など多数。
http://www.kottolaw.com/
Twitter: @fukuikensaku

「2016年 『インディーズの護身術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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