西郷隆盛と西南戦争を歩く (文春新書 1175)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166611751

作品紹介・あらすじ

なぜ挙兵したのか?熊本城炎上の原因は?西郷家と大久保家「不仲説」の真相は?NHK熊本「西南戦争140周年シリーズ」取材記者が古戦場を歩き、日本最後の内戦の謎に迫る! 明治10年(1877年)、西郷隆盛率いる薩摩軍と明治政府軍が九州各地で激突し、約7ヶ月間にわたって戦闘が続いた。両軍あわせて1万4000人余りが命を落とした西南戦争は、近代日本最後にして最大の内戦であった。だが、140年以上の時を経ても、いまだに多くの謎が残されている。「政府に尋問の筋これ有り」とする西郷の挙兵理由は本当なのか? 熊本城はなぜ炎上したのか? 最大の激戦「田原坂の戦い」で薩摩軍が不可解な挙動を繰り返したのはなぜか? 連隊旗を奪われるという大失態をおかした政府軍の乃木希典はなぜ「切腹」しなかったのか? また、藩主・島津家が博愛精神を是としてきたにもかかわらず、戦後も長らく鹿児島において分断が続き、わだかまりが残ってしまったのはなぜか?……著者は九州各地の史跡を訪ね歩き、関係者への聞き取りを重ねながら、西南戦争の謎に迫っていく。西郷・大久保の両家がとうの昔に「和解」し、婚姻関係まで結んでいたことや、日本赤十字の発祥が西南戦争にあったことなど、日本史好きの興味をくすぐるエピソードも満載。前提知識なく読めて、ためになる歴史紀行文!

感想・レビュー・書評

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  • 東2法経図・6F開架:210.62A/Ma61s//K

  • 明治維新後、特に西南戦争に至る、或いは西南戦争下の西郷については全く読んだ事がなかった。
    彼の認識の甘さが西南戦争を招いた感は否めないし、戦争中も他人事のような態度は、彼の度量なのか本当に関心がないのかわかりかねるが、氏族が歴史から消えた事は必然であったと解釈せざるを得ないといったところか。

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