平安朝の事件簿 王朝びとの殺人・強盗・汚職 (文春新書 1285)
- 文藝春秋 (2020年10月20日発売)
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感想 : 8件
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- Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166612857
感想・レビュー・書評
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210.3-S
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ショッキングな副題ですが、本書には、当時の文献に記録された地方の出来事が多く紹介されており、『源氏物語』などの王朝物語だけではわからない、平安時代の下級貴族や地方豪族の生の姿がリアルに浮かび上がります。
大阪府立大学図書館OPACへ↓
https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000945557 -
平安時代中期に検非違使別当を務めた藤原公任の残した公文書をもとに、この時代の刑事事件と社会について考察する。紹介されている事件には、地方の下級貴族や豪族などの「武者」が関わっており、武士の世の中になる前の、この武者たちに焦点を当てている。
「今昔物語集」や藤原実資の日記「小右記」への言及も多く、事件の背景にある当時の社会について分かりやすく解説されていて、面白かった。 -
平安時代の生活について興味があったので読みました。日本史の成績はかなり悪かったのですが、噛み砕いて解説されていたのでとてもわかりやすかったです。用語の説明もしてくれる。面白かった。
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