明治天皇はシャンパンがお好き 近現代日本 歴史の横顔 (文春新書 1294)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166612949

作品紹介・あらすじ

〇シャンパン好きで大酒飲みの明治天皇。その祖父に似ずパーティでも酒を一口も飲むことはなかった昭和天皇。
〇歴代有数の漢詩好きだった大正天皇も、少しだけ興味をもった俳句の世界にどっぷりつかった皇族とは。
〇酒癖が悪く日本刀を振り回し、「酔って妻を殺した」と囁かれた元勲総理・黒田清隆。
〇第一次大戦の講和会議の代表を勤めた独身貴族・西園寺公望(70)が、パリに同伴して、列強首脳に妻として遇された「ミストレス」について。
〇その元老西園寺の政治秘書として政治の裏も表も知った男と、彼の回顧録を手伝った文士との心温まる交流。
〇森鴎外と夏目漱石のフトコロ具合。
〇「ベースボールを野球と訳したのは正岡子規」というトリビアは間違っていた。

――などなど、近代日本の華族たちの研究の第一線で活躍する著者が、それぞれの分野でいまも名を遺す偉人たちの知られざる、そして人に語りたくなるエピソードを紹介します!

感想・レビュー・書評

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  • <目次>
    酒豪の天皇、下戸の天皇
    「妻殺し」の元勲
    啄木と京助 友情の「収支決算」
    借金の達人 牧野富太郎
    文士たちのフトコロ具合
    歌会始あれこれ
    天皇の漢詩と皇族夫妻の俳句
    昭和天皇がはじめて観た相撲
    「芥川龍之介」が載っていない辞書
    「野球」と訳したのは正岡子規か
    文士がかかわった極秘資料
    西園寺公望の「ミストレス」
    DAIGOと吉田健一
    安倍晋三 世襲政治家の運命
    鶴見俊輔 父と子とべ平連

  • 【明治天皇はシャンパン好き。誰かに語りたくなる逸話集】酒癖の悪さで「妻殺し」の汚名を被る元勲総理。若い愛人同伴の外遊を堂々とした元老。近代史を飾る偉人たちの知られざるエピソード。

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著者プロフィール

1947年、東京生まれ。70年、慶應義塾大学経済学部卒業。出版社に入り、雑誌・書籍の編集に携わる傍ら、日本近・現代史に興味を抱く。主な著書に『侯爵家の娘 岩倉靖子とある時代』『華族たちの近代』(共に中公文庫)、『華族誕生 名誉と体面の明治』(講談社学術文庫)、『闘う皇族 ある宮家の三代』『皇族誕生』(共に、角川文庫)、『皇室一五〇年史』『皇族と天皇』(共にちくま新書)、『歴史の余白 日本近現代こぼれ話』(文春新書)などがある。

「2018年 『大正天皇婚約解消事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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