御宿かわせみ 狐の嫁入り (6) (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167168377

作品紹介・あらすじ

本所で"狐の嫁入り"騒ぎがひんぴんとおきている。花嫁行列の駕篭が宙に浮いて青白い狐火が飛ぶのだそうな。捨ててはおけぬと、畝源三郎同心と神林東吾が真相糾明にのりだし、<かわせみ>の女主人るいも一役買って…表題作のほか5篇を収録の、人気シリーズ第6巻。江戸の四季、風物、人情を織り込んだ新感覚の楽しい捕物帳

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  • 【6作収録】
    ・家から五十両をかすめて男に貢いでいた大店の娘。男との交際をやめるよう娘に言い聞かせていた父親が襲われる。果たして犯人の正体は?
    ・若くて綺麗な後妻のいる大店の主人が殺され、事件を担当していた岡っ引までもが立て続けに犠牲に。明らかに得をするのは手代だが・・・
    ・女スリを目撃した東吾。刃物を使って殺しまでやってしまうスリが続く中、その昔スリの名人と謳われた男に娘がいることがわかり・・・
    ・名主の養父に可愛がられて育ったが、武士である実父のもとでの奉公を願う東吾の弟子・伊太郎。そんな折、とある大店で主人夫婦と跡取り息子を妾腹の子が殺す事件が起こる
    ・狐の嫁入りが頻繁に目撃される中、経営難の材木問屋が金のために娘を泣く泣く金貸しの息子のもとへ嫁にやることになり・・・
    ・母親を殺し、その赤ん坊を奪う事件が起こる。奪われた赤ん坊を見知っている正吉が、赤ん坊を連れた女を追いかけたまま行方不明となる

  • 98年19刷本

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』(たがねし)で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した。著書に南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどがある。

「2019年 『新装版 はやぶさ新八御用帳(十) 幽霊屋敷の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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