- Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167219253
感想・レビュー・書評
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実名と仮名の境目はどこに?
存命中か否か?
とりあえず下巻が楽しみ。
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三井物産がインドネシアに強い理由、デヴィ夫人とは何者なのか、それらがとってもよくわかる、終戦後から高度成長期までの日本とインドネシアの間で暗躍する商社マンの物語。
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初インドネシアの前に機内で読破。
一部フィクションなんでしょうけど、おかげで気持ちをいれてジャカルタを歩くことができました。
P15 日本の対インドネシア賠償は総額803億円、アジア諸国に対する賠償総額は3643億円の希望に達し、日本国民一人当たり約3800円、一世帯あたり約2万円の負担。大卒の初任給が1万円に達しない当時としては、相当の負担である。
P54 部下に徹底的に討論させ、最後に「ええんやないの。おもろい仕事やないか」と呟いて結論を出すのが常であった。
P63 オランダはイギリスのように立派なビルを残さなかった。ビルだけじゃない。産業も学校教育も何も残さなかった。
P137 Please be my inspiration, please be my strength, please be joy of my life.
P203 戦時中のスカルノはインドネシア独立のため日本軍政に協力するとの戦略をとったのだが(中略)労務者たちは全長415キロに及ぶタイ、ビルマ間鉄道敷設に動員され、あるいはジャワ各島、東南アジア各地へ「経済戦士」として送り込まれ、大半は死亡、残りの人々も流亡して、二度と故郷の土を踏むことはなかった。 -
2011 1 2
Please be my inspiration, please be my strength, please be joy of my life.
温かで明るい、人に好かれる人だったのだろう。
まるで誰かさんみたい。 -
インドネシアのスカルノ大統領の第3夫人のデビ夫人がモデルです。
西木正明著「我が心、南溟に消ゆ」と対比させて読むとより一層楽しめます。