- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167582067
感想・レビュー・書評
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いわゆるラブシーンに標準をしぼったイラスト・シネマ・エッセイ。
けっこうがっつりしたものが多くページを開く度濃厚なラブシーンのイラストが目にはいる。
読むシチュエーションに気を使いますね。
でも作者の石川三千花さんの体温を感じさせない絵とあっけらかんとした文章でどぎつくない。
昔、ピンク映画の監督が「恋愛映画はセックスシーンまで描かないと本当に恋愛を描いたことにならない」と言った、と雑誌に書いてあったのを読んで目から鱗が落ちた。
ヘイズコードがあった時代の恋愛映画なんかは「不自然」なのだそうだ。
そういうのがお嫌いな人もいるし、言い切るのは乱暴かもしれないと思ったのだが一理ある。
この本読んで思ったのが「ラブシーンだけでも観る人が観ればいろいろ読みとれるのねえ」だった。
カップルの関係性がありありと演出されているそうだ。
恋愛映画を見る目がちょっと変わりそう。
しかし三千花さん、相変わらずメリル・ストリープとジュリエット・ビノシュがお嫌いで(笑) -
女性版みうらじゅんがみうらじゅんと対談
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p.2009/5/12
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時間があれば
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1970~2000頃までの映画のラブシーン、セックスシーン、濡れ場を、女性ならではの観点から面白可笑しく述べている。
いわゆる恋愛映画はほとんど観ないので、これ知ってる!って映画は少なかった。が、しかし!エロエロシーンは、あぁ、これあった!っていうのもけっこうあって嬉しかった。
作者はイラストも個性的で、文章も読みやすく、エロ感性も性別を超えて納得できるところが多々あった、常々思うに、こういうネタ紹介本は誰かといろいろ語りたくなる、冬だし鍋とか囲みながらね! -
ラブシーンを観ればその映画の良し悪しがわかる!という著者。着眼点がオモシロいし、イラストと文章もマッチしてる。
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そうかぁ、そんなとらえかたもありなのか!
くすっと笑えるセクシー本。
映画への愛もしっかり詰まった、思わず映画を見たくなる一冊。 -
映画のキスシーン、ラブシーン、セックスシーンの好みを熱く語っている。こんな映画の見方、話し方っていいと思う。
だって、映画観たくなったもの。 -
笑えるラブシーン、納得のラブシーン、無理があるんじゃないと
思うラブシーン… ナドナド。
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いろんな映画のラブシーン紹介。おしゃれなものからなんじゃそら!?ってものまで。究極の雑学。
「恋愛映画はセックスシーンまで描かないと本当に恋愛を描いたことにならない」、僕もそう思います。
僕ら世代...
「恋愛映画はセックスシーンまで描かないと本当に恋愛を描いたことにならない」、僕もそう思います。
僕ら世代だと桂正和先生の『電影少女』って、全く同じ理念に基づいて描かれた漫画でしたね。
ただ、大人になると逆に、セックスシーンがないものの方がエロく感じるようになってきた気がします。
昔は商業主義的なセックスシーン、ビジネスエロみたいなのも多かったから笑、やっぱ感情が入ってないとダメだなって。
そうそう、これ書くと下ネタみたいになるから自重してたんですが笑、『クリムゾンピーク』ではミアちゃんが上になってましたね。そういう描写ひとつとっても「女性の自立」ってテーマを感じました。
コメントありがとうございます。
他レビューでHNを思いきり間違えて連呼してしまいすみません(^^;
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コメントありがとうございます。
他レビューでHNを思いきり間違えて連呼してしまいすみません(^^;
『電影少女』はタイトルだけ聞いたことあったんですが、読んだことありません。
だいぶエッチだと風の噂で聞いたことはあります。
大人になるとセックスシーンのないほうがエロく感じる、というのはちょっと分かります。
なんだろう、直接的だとパターン範囲内?って感じもたまにします。
ビジネスエロと聞いて思い出したのは知人の言葉。「あちら(海外)の人は直接的な性的シーンと暴力シーンがないと興奮できないのよ」
鋭いこと言うな、と思いました。
『クリムゾンピーク』はミアちゃんはじめてのはずなのに何で上?と映画秘宝に書いてあったんですが「女性の自立」というテーマがあるレビューで読んで納得しました。
ブクログのレビューやコメントでどこから下ネタのなのか?というのもよく分かんないんです。
いろんな人が見れるのでセクハラになってもなーと。
ブクログユーザーって大人の方が多そうですけどね。