爆笑問題・太田光と私 奥さまは社長 (文春文庫 お 53-1)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167801052

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  •  もしも理想の夫婦は、と問われたら、わたしは間違いなくこのふたりを挙げる。結婚もしていないし、予定もないけれど、「爆笑夫婦問題」を読んだときから、いや太田光と太田光代のなれそめを知ってから、ずっとそう思ってきた。ラジオかテレビ、それとも太田光の著作だったか。もう10年以上も前の話だ。

     このふたりの(それとも太田光の?)すばらしいところは、なんといっても「相手を知り尽くすことなどできない」と常に思っているところだ。人と長く付き合っていて、相手が自分にとっておもしろくもないものになってしまうことは往々にしてよくあって、退屈が関係を鈍くさせる。でも、考えてみれば、生まれた環境も過ごした時間も違う相手を、しかも自分と知り合ってからなお進み続けている相手を知り尽くすことなどできないわけで、おそらく鈍化は「自分と一緒にいる=なにもかもいっしょに進んでいる」という思い込みからはじまっているのだろう。

     反省させられる。友人、恋人、親、すべての人間は変わる。自分がきちんと変化をおもしろがるアンテナさえ張っていれば、自分の人間関係はもっとおもしろいなるはずなのだ。

  • 爆笑問題の太田さんの奥様、太田光代さんの連載をまとめたもの。前から変わった人だなとは思っていたけど、本を読むとやっぱり変わっているなと再認識する。それにしても夢で旦那さんが浮気をしていたからって起きて、隣で寝ている光さんを責め立てるのは止めてあげて!って感じで、ツッコミどころ満載のエピソードに楽しく読めました。

  • 問題なのは自分だってわかっていたから、ここで耐えないと次にいけないって思ったらしいんですね。

  • 意識的に関係を深めていく

  • ものは言いよう、考えよう。

  • 「僕たちはこれからもちょっとずつ知り合えるというか、まだ知り合ってる途中だし。じゃあ、いつか完全に知り合えるかと言ったら、また新たなことが起こるわけでしょ。もう追いつくことはないですよね」p139〜140

  • 単行本出版からおよそ10年たっての文庫化。各エッセイに対して「2010年現在、そのことについて思うこと」が記されているのが面白い。考えが変っていたり変っていなかったり。10年という時間の流れを感じる。

  • 爆笑問題大田光の愛妻・大田光代さん。芸能プロダクションの社長。売れなくて貧しくて質屋通いをしていた頃から、同棲・結婚。光代さんはとにかく明るくてパワフル!二人でジェットコースターに乗ってるような結婚生活を今もおくっているとのこと。

  • 昔、爆笑問題のラジオを聞いていた。
    そこで聞いていた社長のイメージとは全く違うストーリーだった。

    ラブラブじゃん。
    いい夫婦だと思いました。

  • 赤裸々にいろいろなことを書いていておもしろかった。
    田中のこと旦那のこと。赤貧時代のおんぼろアパートに
    住んでたこと。猫のミニモのこと。
    どれもおもしろかった。
    太田光のまえがきとあとがきが光っていた。

  • 奇書だなあ。
    本としては面白い。
    才能をマネジメントすることの難しさ、面白さが激しく伝わってきます。 
    自分と照らし合わせて読むと、凄く疲れます。ここまで人生、燃焼してないなあ。したいのか、って話もありますが。

  • 爆笑問題・太田光の奥さんであり、事務司の社長でもある、太田光代さんのエッセイ。

    奥さんから見る「太田光」がとても惹かれる。
    このエッセイを読んで【人間の多様性・違いを認めるということは、コンセンサス(決まり・まとまった結果・意見)を求めないこと】それは大変なことだけど、すごく楽しいことなんだなぁって思った。

    人間みんな違う。おれができないことが、彼女にはできることだったり、その逆もまた然り。
    どうしても、自分と同じように相手を押さえつけようとしちゃう傾向があるけど、この2人をみると、本当に2人が持つ違いを許し合い、認め合い、補い合いながら、前を向いて生きていて、自分を押し付けるのではなく、相手との違いから生まれる可能性、ワクワクを尽きることなく楽しんでる、そんな熱を感じる。

    「相手を永遠に理解することなんてできない」ってことをマイナスに考えるのではなく、その違いから生まれるズレを楽しんでる、絶対的な答えがないからこそ、もっと変わっていけるし、もっと楽しめる、そうやって2人は違い、多様性、変わり続けることを理解して楽しんでいる。

    おれもやっぱそうでありたいっと思った素敵なエッセイでした。

  • 太田夫妻のような結婚をしたい!と思わなかった。憧れないからではなく、このお二人でしか為し得ない関係性(パートナー)だと痛感したから。
    世間では「(ちょっと)変わった人」と思われるだろうし、私も少なからずそう思った。でも、よくよく考えると、私自身も似たり寄ったりで「変わった人」な部分がある。私はこれからどんな人生を歩んでいくんだろう、その隣には誰がいるのだろう、どのような愛し方をするのだろうと考えると大変興味深い。

  • H231022考え方やこう考えているんだと思った

  • 一冊まるまる惚気話を聞かされているような気分になった。
    太田光のあとがきが、愛に溢れていて素晴らしい。

  • のろけ話???

  • エキセントリックな人だな、しっかりもしてるけど。イチバンおもしろかったのは、田中について。

  • 濃密。

  • 2010.10.17読了。

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