- Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167903848
作品紹介・あらすじ
変化自在の語りで魅せる平安一大スペクタクル帝の御病平癒を願い京に上った少年安倍晴明。彼と蘆屋道満そして妖狐の化身の三つ巴の闘いを現代の講釈師・夢枕獏秀斎が語り下ろす。
感想・レビュー・書評
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小説「陰陽師」の作者が、自信の作品や、歴史上の安倍晴明像について語ります。
「陰陽師」を読んだ後に、この本を読むと、裏話を知ることができ、面白いと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
講談。
安倍清明についての作品の一。
どんな手段を使うのか、どんな味付けをするのか、それによって無限の作品が生まれてくる予感。
そのバリエーションを楽しもう。 -
とにかく、獏さんがノリノリで安倍晴明を語りまくる、という一冊。出囃子でも聞こえてくるんじゃなかろうか、ってな具合です。
大好きでたまんないだろうなぁ、こういうの。
まことに困りますのは、続きがあるということでして。
予告はいいけど、ちゃんと一席打てるんかい?ということですね。宿題多い人だからなぁ。もう平成終わっちゃうよ。 -
陰陽師、安倍清明の少年時代の活躍を講釈調で語り出す物語。
前半では、生命の先祖である安倍仲麿の唐での活躍が描かれ、清明のルーツとその後の展開に続く伏線が読み取れました。
中盤からは清明の少年時代となり、蘆屋道満との呪法合戦が描かれ、一気に読み進めました。
これまでの「陰陽師」とは一味違う講釈調で語られる物語は、作者の真骨頂といった感じで楽しく読めました。
この「陰陽師」シリーズは、さまざまな可能性を感じさせ、これからも期待していきたいと思いました。 -
この本を読み始めたと同時に、今シーズンのフィギュアスケートがはじまりました。羽生結弦のフリーが「SEIMEI」。
衣装といい彼の姿といい、尾花丸に重なり楽しく読むことができました。
続編はいつ出るのかな? -
『陰陽師』大好きなシリーズのひとつなので、書店で迷わず購入。
シリーズの内容とは違っていましたが、面白かったです。
夢枕獏秀斎先生が身近に感じられて、良かったです。
舞台なんか観たこともなくそんなに興味も無かったですが、機会があったら観てみたくなりました。 -
講談をベースにしているので、同作者の陰陽師シリーズとはまた異なる作品。
講談特有の荒唐無稽さや奈良時代から続く因縁話などが様々に交じり合い、これまでのシリーズとは一線を画した壮大な物語になっている。
そういうところはさすが夢枕獏ということか。 -
面白かったです。なぜ敬遠していたのだろう…?
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語り聴かせる。そんな作品に仕上がっている。
NHKあたりの人形劇の情景が浮かんだ。