余命1年のスタリオン 上 (文春文庫 い 47-33)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167904814

作品紹介・あらすじ

命が尽きるまでに、世界に何が残せるだろう芸能界に颯爽とデビューし、種馬(スタリオン)王子の異名をもつ小早川当馬。公私ともに絶好調の中がん宣告を受けるのだが……。

感想・レビュー・書評

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  • 余命宣告を受けた俳優のその後を描く。
    下巻での結末が気になる。
    勇馬との関係もどうなるのか。
    がんは罹る人を選ばない。
    余命宣告を受けてから、人生に色がつく。

  • 華やかな芸能界という世界を見られる期待を持って読んだけど、ありふれた筋書きな気がして少し退屈だった

  • 見るだけである程度結末に予想がつくようなタイトルなので、あとはその結論まで飽きさせずにどう持っていくかが腕の見せ所。
    少なくとも前半は持ちこたえています。

  • 主人公の周りの人達の温かみが心地よい。
    ただしキララ、てめーは駄目だ。
    下巻が楽しみ。

  • がんに侵されたプレイボーイ、最後の奮闘!
    二枚目半の芸風から「種馬王子」というあだ名を持つ俳優、小早川当馬。
    仕事では着実にキャリアを積み、プライベートも絶好調だった。
    訪れた病院で、癌の宣告を受けるまでは。
    余命はたった一年。
    残り少ない人生で、世界に一体何が残せるのか?
    俳優として、一人の男として、当馬の最後の挑戦が始まる。

  • 感想は下巻で。

  • 多少は暗さを覚悟していたけど思っていたよりもとても良い話で満足です。下巻が楽しみだ。

  • 「いつかがんがインフルエンザや水虫みたいになるといいなと、ぼくは思っています」

    沢山の文の中でこの一文が作者がこの本を書こうとした動機であるように感じた

    ある日突然余命宣告をされるという
    一見他人事のようにしか思えない出来事は
    誰の身にも起こりうるという残酷な事実に
    どう残された時間を過ごして行くか、
    そのわずかな時間をいかに自分という人間の存在を世界に残したいという希望を糧により密度を高めるのかなどを考えさせられた

  • 余命1年の俳優が本当の演技、恋愛を発見する。

  • 余命が1年だとしたら、残された時間わ自分はどう生きるだろうか。皆が皆、病気じゃなくったっていつ死ぬかわからないのに、期限が見えるとやはり人は見方が変わる。生き方を考える。上巻はまだ、当馬に死が迫る空気が薄い。下巻にどう変わっていくのだろう。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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