刑事学校 (文春文庫 や 68-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167910136

感想・レビュー・書評

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  • 大分県警にある刑事養成研修所を舞台にした作品。
    実際に「刑事研修所」はないけれど、大分県警には「刑事研修員研修」はあるらしい…
    序盤、刑事研修生6名の紹介はあるものの、中身はほとんど「刑事研修所」の教官・畑中の話。別所温泉の近くで起きた殺人事件の被害者の過去を洗うと言う仕事を受けた研修生たちは、ほとんど大分以外での捜査に割り当てられ、その活躍はほぼほぼ描かれない。
    代わりに被害者の同級生だった畑中たちの仲間により、事件が動いていく…
    果たして本来のタイトルの意味はどこに行ってしまったのだろうか?
    この作者らしく、物語の展開の速さや巧さは今作でも十分に発揮出来ているだけに、タイトルと内容のアンマッチな感じがとても気になった。

  • 初めて読む作家さん。
    刑事ものだが、推理なしなので、ハラハラドキドキがないのは残念。表題通りの「学校」もので、素晴らしい先生とよく出来た生徒たちの活躍は少し退屈だった。
    後半はおじさんたちの友情もの?
    だったら、もうちょっと熱くても良かったな。

  • 筆者にしてはかなりアクションシーンが控えめ。1人ロシアンルーレットのくだりは良かった。刑事学校の色合いが物語が進むにつれて薄くなってしまったのは否めないが楽しめた。

  • 畑中圭介は大分県警刑事研修所、通称「刑事学校」の教官である。6人の新米刑事に捜査術と刑事魂を教え込むため、全国の警察と連携を取り研修を進める畑中。そんな中、幼馴染の立石健吾が死体で発見され、研修生と共に事件解決を命じられる。畑中の、抑えきれない刑事の熱い血がさわぎ出す!

  • 我が故郷のO県が舞台なので読んでみた次第。

    ・・・・・しかし、何故にO県?

    主人公の幼馴染があちこち配されすぎてたり、新米たちが全員そこそこ仕事ができたりと、御都合主義的な面も少し見えたりするものの、お話の舞台に知ってる地名があっちこっち出てくるのでナカナカ楽しめた。

  • 矢月秀作『刑事学校』文春文庫。

    大分県警刑事研修所で教官を務める畑中圭介を主人公にした文庫オリジナル警察アクション小説。矢月秀作の作品としては余り持ち味が発揮されていない些かおとなしいストーリー。

    かつての同級生が死体となって発見される。畑中圭介は6人の新米刑事らと事件の謎に迫るのだが…

  • 2時間ドラマ文庫本。
     大分という観光性。刑事「学校」という不思議な設定。昔の男達との友情。
     

  •  矢月秀作さん、初読みです。「刑事学校」、2018.2発行。テンポと躍動感がイマイチな感じ。64頁で失速。失礼しました。「刑事学校Ⅱ」(2019.7)も借りていましたが、パスして返納します。

  • 他の人の感想から余り期待していなかったが、案外面白く読めました。残念なのは最期の部分が中国が出て来て公安絡みで 何となく終わるかなと思いましたが そこはハズレましたが なんかサッと終わった感は強い。

  • 2018/7/11 41読了

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著者プロフィール

1964年兵庫県生まれ。文芸誌編集などを経て、小説家へ転向。「もぐら」シリーズが100万部を突破し、大ブレイク。「もぐら 新章」「D1」「ACT」「刑事学校」「警視庁公安0課」などシリーズ多数。

「2022年 『紅い塔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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