自己有用感・自尊感情を育てるコーチング・アプローチ

著者 : 神谷和宏

• 明治図書出版 (2017年8月28日発売)

感想・レビュー・書評

[ぴーなつさんの感想 · 2021年10月11日]

(子どもの自尊感情を高める)

・安心した関係を作る=ラポール
→否定しない、味方になる
・傾聴する
→子供のペース(速さ、口調、トーン、目線)に合わせる、おうむ返しまたはキーワードの繰り返し
・個性(大切にしていること)を自覚させる
→子供との対話からそれらを見つけ言葉に置き換える
・承認する(子供の存在、価値観に気づく)
→具体的事実を中心に、Ｉメッセージで
EX)嬉しかった、感謝しているよ、元気つけられた
×やるね、えらいね
・オープンクエスチョン+未来型質問+肯定型質問
→HOWを使うと良さそう
EX)今度はどうやったら上手くできるかな
・視野を広げる
→立場(先生だったら、1年後は)
→焦点(表裏/上下横/メリットデメリット/優先順位)
・できない思考から脱却=ミルトンモデル
→できる事は暗黙の前提とし、何(どっち)をやるのか一緒に考える
EX)発表できない→ 2、3時間目のどっちで発表しようか。そのためにどんな準備をしようか。
▽子供の能力を見て十分達成可能なケースで用いる



(教師の自尊感情高める)

・ミッションステート(自分の行動や決断指針)を作る
EX)子供の心が穏やかでいられる、子供のモチベーションを上げる
・自分の強みを知る
・ポジティブな口癖を身につける

著者プロフィール

評論家・中学校教師駒沢大学文学部国文科卒業後、高校教師を経て中学校教師に。ウルトラマンなどのポップカルチャー論をはじめ、教育論、社会批評なども手がけている。主な著書に『ウルトラマン「正義の哲学」』、『ウルトラマンは現代日本を救えるか』（共に朝日新聞出版）

「2015年 『３分あれば世界は変わる』 で使われていた紹介文から引用しています。」