一度崩れた学級を立て直すのは非常に困難。
16人の先生が学級崩壊立て直しについて、それぞれの思いを綴った本。
共通して説かれていること。
問題行動を起こしている子でなく、ちゃんと当たり前をできている子どもに着目し、褒める。ちゃんとできる子の支持を獲得し続けられるかが、崩壊するかの分かれ目だと言える。
学級での成功体験のない子供たちは、自信をなくしている。
自信を持たせ、成長している実感を持たせることが重要。
計算、詩の暗唱、漢字、行事など
達成感が持てるものに取り組ませ、価値付け、自信をつける
学級通信などで褒めるとより効果的。
目標をもたせ、成果を価値付け、子供に自信をつけること。
教師の仕事はこれが全てともいえるのかもしれない。
今後生かしていきたいこと。
学級のネガティブな部分でなく、良いところに着目することを日頃から心がける。厳しさ、とは一度言ったことを変えないということ
点が線になるのを待つ。すぐに成果は出ないかもしれない。これではダメとまた新しい試みをしても、大抵失敗する。
変わろうとする瞬間は本気。その点が、継続して線になるまで待つ。
問題行動を起こす子には、1、2度注意はする。それでダメなら聞く気がないということ。深追いしない。注目を獲得することに成功し、問題行動がエスカレートする。良い行動ができたときに逃さず褒める。適切な行動で認められる嬉しさを実感させる。
今年度、自分のクラスは崩壊しかけた。
なんとか「凌いで」3月を迎えた。
キレて大暴れする子が何人もいた中で、最後まで持ちこたえたのは、
ちゃんと頑張る子たちの支持を失わなかったこと。この一点に尽きると思う。
支持を得続けるには、
①ちゃんと頑張る子供達の学習権を保証する
②褒めまくる
(問題がある子は、当たり前ができたことを。頑張る子供は、感謝と賞賛を。)
③一緒に遊ぶ(シンプルだけど、決定的に重要)
だったと思う。