原宿団地物語

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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198620097

感想・レビュー・書評

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  • 原宿キラー通り沿いに建つ原宿団地を舞台に、そこに住む人々の悲喜交々。

    連作短編。
    団地内を掃除しながら、住人たちと関わっている小曽根さん。
    このおじいちゃんがいい味を出しています。
    団地内のいたずら書きの犯人を探し出すために仲間を募ったり、近所の少年野球チームの監督になったり、スイス式のマッサージを受けたり、いじめられている子を助けたり…

    ビンテージジーンズの贋作を作る売れない役者の話が好き。

    図書館で借りた本でしたが、タバコ臭かったことがとにかく残念。
    そこが一番の印象になってしまった…

  • 第1話目だけ読了。いまいちだったので途中でやめた。

  • 短編なのが残念ですが、それぞれ繋がっていて楽しめました。
    ヒキタクニオ
    違うのも読んで見たい

  • 『言葉を喋ろうとすると涙が溢れて来そうだった。泣いたら負けだ』
    子供の頃には時々そんな場面に遭った。大人は泣かないと思っていたけど実際はそんなことはなくて周りにわからないようにしているだけ。小曽根さんは原宿団地に住むそんな人たちにそっと手を貸してくれる。やっぱりヒキタは親父が好きなんだなぁと思う。オイラもだけど。

  • 原宿団地に住む人たちのお話。
    中心は小曽根さん。アメリカ帰りのおじいさん。

    どれもおもしろかった。ほのぼのしてる感じもあり、訳ありな感じもあり。

  • 実際の場所がイメージ出来るようだった。優しいはなし

  • ヒキタ氏の作品には、よく格好いいおじいさんが登場します。
    本書は原宿の古い分譲マンションを舞台に、日常のちょっとした事件(?)が発生する連作短編集ですが、主役級で登場する味のある初老の男性の生き方がいい感じです。
    自分もこんな風に歳を取りたいものですね。

  • ヒキタクニオと言えば【狂気の桜】ですが、もちろんそちらも好きです、が、原宿団地好きだな。原宿団地を毎朝掃き掃除している定年過ぎたオジ様のお話。奥様は外国の方。

  • ま、いいんじゃね。

  • クニオさん読んだよ。これかなり面白かったなぁ。何冊か読んでるとクニオさん特有の言い回しが良くわかりますね。人間の記憶の話とかは消し屋の本とかでも出てきたし。この中だと天狗の話とか好きですね。この間読んだ「角」に近い感じで良かったです。

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著者プロフィール

ヒキタ クニオ
1961年、福岡県福岡市生まれのイラストレーター、クリエーター、作家。1986年、九州産業大学芸術学部デザイン科卒業。大学在学中に日本グラフィック展で奨励賞受賞。1988年、JACA日本イラストレーション展銀賞。1998年にCD-ROMで、ブラウン管で読む小説「ブラノベ」『ブラノベ人生画報』を発表以降、作家業を営む。作家代表作に、2006年に第8回大藪春彦賞を受賞した『遠くて浅い海』。ほかの作品に映画化された『凶気の桜』『鳶がクルリと』、『触法少女』など。2019年10月に、『「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」―男45歳・不妊治療はじめました』 が実写映画化される。

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