関口知宏の中国鉄道大紀行 2: 最長片道ルート36、000kmをゆく

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (116ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198624415

作品紹介・あらすじ

NHKの大型紀行番組「関口知宏の中国鉄道大紀行」の単行本化第2弾!同番組では、旅人・関口知宏が、広大な中国大陸を鉄道の一筆書き・最長片道ルートで巡る壮大な旅に挑戦。「春の旅」と「秋の旅」の2回に分けて、ラサ〜カシュガルの全36,000kmを走破する。「春の旅」のルートは、ラサから出発、中国南部をすみずみまでまわり、西安に到着する約17,000km。そして「秋の旅」は再び西安から出発、中国北部をめぐり、最終ゴールのカシュガルへ向かう約19,000km。本書は「春の旅」の後半、桂林から出発し、悠久の古都・西安までの行程を収録。世界自然遺産の武陵源、230年前に作られた仙都の円楼、お茶の名産地・武夷山、「鉄画」の発祥地・蕪湖などをめぐりながら、訪れた町々や列車内で出会う人々と心温まる交流を重ねていく。魅力あふれる中国鉄道の旅を、書き下ろしの絵日記と写真で綴る。

感想・レビュー・書評

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  • 『関口知宏の中国鉄道大紀行~最長片道ルート36,000kmをゆく』2007(平成19)年

    春の旅:桂林~西安 2007.5.6-6.7 
    桂林~石門県~上海~南京~西安

    10週間におよぶ中国の旅前半が終了。

    あとがきが興味深い。関口氏は、鉄道旅に対する憧れもなく、名所旧跡観光も嫌いだ、とある。そして、こういう長旅の旅行ロケはけっこうきつい部分もあるようだ。だが、なぜオファーをひきうけたのか? 僕の心の奥の「心声」が選んだからだ、とある。関口氏はTVに映るとおり、ほんわか仲良しタイプだという。でもそういうタイプはずっとそのままではいられなくなり、人の一生にはほんわかしていられなくなる局面もあり、そうなるとほんわか受け流したツケに追いまわされることになる、とあった。
     日本では食べ物も商品として手に入るが、中国では1日1日が生きることに直結していた。氏の心の奥とは、氏の一個人としての生きるエネルギーそのものであり、出会う人々一個人一個人を、同じ生きるエネルギーとして感じ受け止めることができるものだった、とある。

    2007.11.30第1刷 図書館

  • #166

  • 関口知宏の中国鉄道大紀行 春の旅の第2弾。

    本の2巻がDVDの第3回と第4回。
    桂林から西安まで。

    ここで印象に残っているのは貴州省の凱里。
    田んぼの水を見に、川を渡るおじいさんとの交流。
    これって、結構みんな印象的に思っているみたいです。
    上海周辺が軽く流されているのがちょっと残念。
    江蘇省なんて、完全スルーだし。でも、秋の旅で
    戻ってくるのかな。

    そして、ゴールはかつて長安と呼ばれた西安。
    遣隋使や遣唐使が目指した古都。
    駅の前に広がる城壁が印象的です。

    さすがに全く同じ旅は出来ないけど、同じところに
    行きたくなってしまうのが、俺なんだよね。
    でも、それをヨメに言ったら、似たようなところ
    1箇所でいいよね。全部行かなくてもだって。
    まあ、そうだけど。

    中国にいる間に、できるだけ回ってみたいと思います。
    最悪、一人ででも。

    http://teddy.blog.so-net.ne.jp/2008-07-20

  • 関口さんの鉄道紀行は、時々テレビで見ては気持ちが軽くなった。
    たいてい中国人の相方と観るから、そのたびに「こんな番組が増えたらいいね」と言いあってた。
    対中国観の向上にすっごく貢献したひとだと思う!

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著者プロフィール

俳優・旅人・アーティスト。1972年東京都生まれ。立教大学経済学部卒業。1996年、ドラマ「MMR 未確認飛行物体」(フジテレビ)で俳優デビュー。以後、「あぐり」「利家とまつ」(ともにNHK)、映画「あぶない刑事リターンズ」「SHADY GROOVE」など数々の作品に出演し、また「スタジオパークからこんにちは」(NHK総合)の司会を務めるなど多方面で活躍。2004年「列島縦断 鉄道12000km 最長片道切符の旅」(NHK-BS)を皮切りに、JR線全線走破を達成。同じくNHK-BS「関口知宏が行く ヨーロッパ鉄道の旅」(2005~06)、「関口知宏の中国鉄道大紀行」(2007)、「関口知宏のヨーロッパ鉄道の旅」(2015~17)で、ヨーロッパ16か国と中国を鉄道で旅する。著書に、一連の旅をまとめたシリーズ、『「ことづくりの国」日本へ そのための喜怒哀楽世界地図』(いずれも徳間書店)ほか多数。

「2022年 『こころをよむ 鉄道で行く 世界をめぐって人を知る旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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