- Amazon.co.jp ・本 (115ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198627744
作品紹介・あらすじ
ルルは、手品師の一族にそだてられた十二歳の女の子です。この一族には、同じ代の子どもに一人だけ、ほんものの魔法使いが生まれます。でも、ひろわれっ子のルルは、ぜったいに魔法使いではありません。ある日ルルは、魔法のぼうしを見つけました。ところが、犬のコッチョがその中にとびこんだきり帰ってこなくなってしまい、心配したルルは、ぼうしの中に入っていきました。いっぽう、いたずら好きの男の子が、魔法のぼうしをひろって…?魔法の世界でのぼうけんをユーモラスに描く、楽しいお話。かわいい挿絵入り。小学校低・中学年〜。
感想・レビュー・書評
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絶対に魔法使いじゃないはずのルル。それなのに、ある日、魔法のぼうしを手に入れると…!?
短い中にもワクワクとハラハラがちりばめられた、楽しく読める魔法の本でした!
ただ、腑に落ちないというか、「なんでこれってこうだったの?」という疑問が1つ解消されずに終わってしまったのが気になります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
帽子のなかにある世界がかわいかった
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親の責任重大ですよ。
何を勝手に消えてしまっているんですか。
でも、いつジュニア君はそちらに移動したのだろう。
どうやって?
お父さんの力?
そしてそこに放置して自分たちは消えた?
親の責任重大ですよ…。 -
感想画・中学年
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<魔法が使えるマジック一族>では、いつもひとつの世代にひとりだけ、本物の魔法使いが生まれる。魔法使いのはずがない拾われっ子のルルが、この夏、おじさんのマジックショーの旅について行くことになりました。簡単な手品でさえできなかったルルが、シルクハットの帽子をかぶると不思議!帽子からうさびを出すマジック以外は手品を失敗しなくなりました。ある日、帽子の中から帰ってこなくなった犬のコッチョを心配し、ルルは帽子の中に入ります。外では帽子が大変なことになり…
挿絵がかわいくて好きです。外の世界と帽子の中の世界が交互に描かれ、先が気になり物語の世界に引き込まれていきます。そして、ルルと帽子の関係など謎な部分もあって素敵なお話でした。 -
一族の同じ世代に一人、本物の魔法使いが生まれるという
マジシャンの一家にもらわれて育ったルル。
ルルには魔法使いになる可能性はなかったけれど、
おじさんのマジックショーのお手伝いを
させてもらえることになって、とても嬉しかった。
おじさんの衣装箱の中から見つけた
黒いシルクハットをかぶってマジックをしてみると、
不思議なことに今までできなかったマジックが、
スラスラと簡単にできてしまった。
おまけに呪文を唱えると、中からいろんなものが出てくるのだ。
この魔法のぼうしをショーで見たイタズラ好きの少年アールは、
お姉ちゃんをおどろかすのに使ってみたくなって、ぼうしを手に入れようと思った。
魔法のぼうしの中に入っちゃったルルと、アールのイタズラがリンクして、
不思議な冒険が始まります。