- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198633110
感想・レビュー・書評
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"このかたの切り口は見事だと思います!!
非常に学ぶ点が多い1冊です。。
自分の中でも全部がなかなか結びつかなかった部分が、
この1冊で解決できる点が多くありました。
皆さんにとっても必読の1冊だと思います。。 "詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
オリンパスの所は面白く読めました。
結局、いろんな事が書かれていますが、個別の内容を見ると掘り下げが甘く、具体性に欠ける記述で信頼性に書けます。
例えば学生ローン、ウォール街を占拠せよデモなどなど、もう少し実態に切り込めば、星3つかな?
この内容では、読んでも新しい知見を得られたと言う実感には程遠い。 -
とんでもない恐怖に駆り立てられる本
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バブル崩壊後株価があんなに下がったのに大手が潰れなかった理由がわかった。
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2012年以後の世界経済を占う本書。
結論は日本はハイパーインフレ、円安の方向へ向かうと説いている。
この帰結をもたらすファクターはいくつかあるが、以下簡単にご紹介。
キーワードは、
・イランの核開発
・国債の破綻リスクを鑑み付保するCDS
・ユーロ危機
・スイスの為替無制限介入
等々。
素人の私が読んで思うのは、本当にこんなことになるのかということ。
しかし、疑っているだけでは始まらないでしょうね。
とりあえず勉強してまずは自分がサバイブする力を身につけるべきかと思いました。 -
経済アナリストの朝倉慶さんの著作。
今年の経済を占うつもりで読んでみました。
超インフレ時代を予見している。
船井幸雄さんが「経済予測の“超プロ”」と紹介されて以来、
投資家たちから強い信頼を得ているようです。
現在アメリカによるイラン制裁に対して、
日本も同調するようアメリカから圧力を受けていて、
どうも安住さんは二つ返事で日本もイランからの
原油輸入をストップさせるようです。
イランは「ホルムズ海峡封鎖も辞さない」といっていますから、
原油の全輸入量の10%をイランから輸入し、
日本の輸入する原油の80%がこの海峡を通過する
現状を考えると、間違いなく石油は高騰し、
朝倉さんによると1バーレル現在100ドルくらいから、
200ドル以上に暴騰するだろうという予想をされています。
1973年ころのオイルショックのような、超物価高の
時代がやってくる可能性が高いのです。
そして現在既にデフォルト間近とうわさされるギリシャの
国債や、その他ヨーロッパの国債も償還不能に陥りそうになっている
現状から考えて、世界各国の金利は急騰するだろうということです。
日本の国債も同様です。
税収をはるかに超える国債を発行している日本は、
低金利だからこそ何とかなっていますが、一般的にも金利が
7%を超えると支払いが難しくなり、破綻の可能性が高まると
言われているようです。
現在1000兆円ある日本の借金の金利は30兆円に上ります。
ヨーロッパのように格付け機関から国債の格付けが下げられたら、
国債は暴落します。
朝倉さんは、「この世界の問題は最終的にインフレという形になって収束不能になる」
といっていらっしゃいます。
円に関しては、「今のユーロの混乱が終了すれば、一気に円安に進む」
と予測されています。
金は4000ドル/1トロイオンスまで上がるだろうと見ているようです。
現在金は多少安くなり、日本ではどんどん売られているようですが、
これからインフレ時代が来ることを思えば金のような現物資産で
蓄えておくことが重要と考えているようです。
株に関しては特に銘柄などの指摘はありませんが、
インフレに起因する株高を予想されています。
著者によれば現在の金融システムは崩壊に向かうということですが、
今後の資本主義が今までとは違った形になることだけは
間違いない気がします。
この文章を書いている今日現在、
ギリシャの債権放棄に関して銀行との交渉はまだ決着していないし、
イラン制裁→海峡封鎖→イスラエル・アメリカのイラン攻撃→戦争勃発
の危機は予断を許さない状況です。
私たちも、なるべく資産を現物で持っておくなど、超インフレが
起きた時への対策を、出来る範囲でしておいた方がいいのかもしれません。 -
興味深い。
いざという時の準備はしておこう。