もうこれは世界大恐慌 超インフレの時代にこう備えよ!

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198633110

感想・レビュー・書評

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  • "このかたの切り口は見事だと思います!!
    非常に学ぶ点が多い1冊です。。
    自分の中でも全部がなかなか結びつかなかった部分が、
    この1冊で解決できる点が多くありました。
    皆さんにとっても必読の1冊だと思います。。 "

  • オリンパスの所は面白く読めました。

    結局、いろんな事が書かれていますが、個別の内容を見ると掘り下げが甘く、具体性に欠ける記述で信頼性に書けます。

    例えば学生ローン、ウォール街を占拠せよデモなどなど、もう少し実態に切り込めば、星3つかな?

    この内容では、読んでも新しい知見を得られたと言う実感には程遠い。

  • とんでもない恐怖に駆り立てられる本

  • いよいよ「資本主義」という世界の屋台骨が怒涛のごとく崩れ去るのです ユーロ崩壊から世界大恐慌が始まる 本当に助けたいのはギリシャではなく自国の銀行 もはやケインズ経済学は通用しない ユーロは事実上、すでに死んでいる 次のソブリン危機の本格的なターゲットは間違いなく日本 待ちうける国債暴落のリスク 世界的に見ても株価はしばらく低迷を続ける 

  • 誰かこの方に金融の基本知識を教えてあげて下さい。
    債務ストラクチャーの考え方をレバレッジというのはわざと?
    日本の500兆のCDSの議論はいったい誰が売るの?
    もうめちゃくちゃな論理が展開され、ついていけない内容。

    こういう人って沢山書き散らした予測の一部でも当たると、そのロジックを棚に上げて当たった事だけ喧伝するし。。。

    じゃあ読むなってことかな。

  • 以前読んだ本
    「ロスチャイルドと共産中国が2012年、世界マネー覇権を共有する」鬼塚 英昭 著の内容と
    ほとんど変わらない。

    2012年に確実に経済の大混乱が起こるという分析。
    確実に当たって進んでいることがわかる。

    テレビやマスコミ、政府が報道しないことは真実ではないのか。
    もう一度考え直すべきだと思う。

    いつもこの予測が何で来るのか。人にうまく説明できない。

    語弊を恐れずに自分なりの解釈で言うなら

    どの国も不景気で国債をたくさん発行している。
    今までは「国が破たんするわけないだろう」という常識から
    どの国の国債も絶対的安全なものとされてきた。

    だからどの国の大手銀行も自国、そして他国の国債を大量に購入していた。
    (どの国も経済が好転せず、銀行が貸し出す先がなく、やむなく国債の購入という側面もある)

    でも、その常識がギリシャの例で壊れた。
    (「CDS」というのが関係しているらしいがうまく説明できません)

    色んな国の国債の混ぜこぜの金融商品が世界全体にばら撒かれているため修復が不能。

    どの銀行も国債づけで実質お金がない。

    話は変わって国。
    国は国債の負債が払えないので、新しい国債でそれを払う。
    そのためのお金を大量に印刷している。そうしないと破たんする。

    でも、国債を発行すればするほど、国債の信用性は下がり、利率が上がってしまう。
    そして、大量に印刷すればするほどお金の価値は下がり、インフレが懸念される。
    この悪循環。

    どの国もほとんど一緒だが、国債の発行額が極めて高い日本は利率が少し上がるだけで一番命取りになる国。

    朝倉さんの本には解決策は提示されていません。
    敢えて言うなれば、
    「たとえこれから何が起こっても、起こることは全て必然と思って楽しみながら、この激しい激動の時を乗り切りたいものです」
    としか書いてありません。

    心の準備をしながら待ちましょう。
    あがらう力をつける努力しながら。

    そんな感想を持った本でした。

  • バブル崩壊後株価があんなに下がったのに大手が潰れなかった理由がわかった。

  • 2012年以後の世界経済を占う本書。

    結論は日本はハイパーインフレ、円安の方向へ向かうと説いている。
    この帰結をもたらすファクターはいくつかあるが、以下簡単にご紹介。

    キーワードは、

    ・イランの核開発
    ・国債の破綻リスクを鑑み付保するCDS
    ・ユーロ危機
    ・スイスの為替無制限介入

    等々。

    素人の私が読んで思うのは、本当にこんなことになるのかということ。
    しかし、疑っているだけでは始まらないでしょうね。
    とりあえず勉強してまずは自分がサバイブする力を身につけるべきかと思いました。

  • 経済アナリストの朝倉慶さんの著作。

    今年の経済を占うつもりで読んでみました。

    超インフレ時代を予見している。

    船井幸雄さんが「経済予測の“超プロ”」と紹介されて以来、

    投資家たちから強い信頼を得ているようです。

    現在アメリカによるイラン制裁に対して、

    日本も同調するようアメリカから圧力を受けていて、

    どうも安住さんは二つ返事で日本もイランからの

    原油輸入をストップさせるようです。

    イランは「ホルムズ海峡封鎖も辞さない」といっていますから、

    原油の全輸入量の10%をイランから輸入し、

    日本の輸入する原油の80%がこの海峡を通過する

    現状を考えると、間違いなく石油は高騰し、

    朝倉さんによると1バーレル現在100ドルくらいから、

    200ドル以上に暴騰するだろうという予想をされています。

    1973年ころのオイルショックのような、超物価高の

    時代がやってくる可能性が高いのです。

    そして現在既にデフォルト間近とうわさされるギリシャの

    国債や、その他ヨーロッパの国債も償還不能に陥りそうになっている

    現状から考えて、世界各国の金利は急騰するだろうということです。

    日本の国債も同様です。

    税収をはるかに超える国債を発行している日本は、

    低金利だからこそ何とかなっていますが、一般的にも金利が

    7%を超えると支払いが難しくなり、破綻の可能性が高まると

    言われているようです。

    現在1000兆円ある日本の借金の金利は30兆円に上ります。

    ヨーロッパのように格付け機関から国債の格付けが下げられたら、

    国債は暴落します。

    朝倉さんは、「この世界の問題は最終的にインフレという形になって収束不能になる」

    といっていらっしゃいます。

    円に関しては、「今のユーロの混乱が終了すれば、一気に円安に進む」

    と予測されています。

    金は4000ドル/1トロイオンスまで上がるだろうと見ているようです。

    現在金は多少安くなり、日本ではどんどん売られているようですが、

    これからインフレ時代が来ることを思えば金のような現物資産で

    蓄えておくことが重要と考えているようです。

    株に関しては特に銘柄などの指摘はありませんが、

    インフレに起因する株高を予想されています。

    著者によれば現在の金融システムは崩壊に向かうということですが、

    今後の資本主義が今までとは違った形になることだけは

    間違いない気がします。

    この文章を書いている今日現在、

    ギリシャの債権放棄に関して銀行との交渉はまだ決着していないし、

    イラン制裁→海峡封鎖→イスラエル・アメリカのイラン攻撃→戦争勃発

    の危機は予断を許さない状況です。

    私たちも、なるべく資産を現物で持っておくなど、超インフレが

    起きた時への対策を、出来る範囲でしておいた方がいいのかもしれません。

  • 興味深い。
    いざという時の準備はしておこう。

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著者プロフィール

経済アナリスト。(株)アセットマネジメントあさくら代表取締役社長。1954年、埼玉県生まれ。77年、明治大学政治経済学部卒業後、証券会社に勤務するも3年で独立。顧客向けに発行するレポートで行った経済予測がことごとく的中する。故・舩井幸雄氏が著書のなかで「経済予測の超プロ・K氏」として紹介し、一躍注目される。『2013年、株式投資に答えがある』『すでに世界は恐慌に突入した』(以上、ビジネス社)、『株の暴騰が始まった!』『世界経済のトレンドが変わった! 』(以上、幻冬舎)、『暴走する日銀相場』『株、株、株! もう買うしかない』(以上、徳間書店)など著書多数

「2021年 『株高・資源高に向かう世界経済入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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