政治家崩壊 ~「情」の政治を取り戻すために~ (徳間ポケット)

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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198634735

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  • 1997年11月11日付け小渕書簡 日中漁業協定 日本政府は尖閣周辺の中国漁船を取り締まることができない

    馬には乗ってみよ、人には添うてみよ 馬の良し悪しは実際に乗ってみないと判らない。その人の人間性も付き合ってみなければわからない

    八角親方は松山千春とともにびくともせず私といる

  • どん底を味わった、本物の「政治家」による一冊です。
    全体を通して「情」の大切さが訴えられており、いかに我々が(特に小泉改革以降)情を失ったかを認識させられます。
    それを取り戻すこととともに、我々も常に「公」の心を持って生きていかねばならない…と、奮い立たせられました。

  • 鈴木宗男新党大地・真民主代表の著書。いろんな批判等もあったが、やはり小泉総理と田中真紀子現文部大臣については、いたるところに表れてきていた。疑惑の総合商社といった辻元さんとは和解したようである。

    北朝鮮に小泉総理が行ったときは、日本から弁当と水を持ち込み昼食会等の行事には一切応じなかったことを、こどもの遠足ではあるまいし、幼稚な論理である。2、3日滞在して新たな展開やするべきであり、総理も相当ビビッてたのではないか。

    松下政経塾のことも多く書かれていたが、野田総理は1期生であるが無税国家を提唱していた故松下氏の意思に反するという批判もある。

    鈴木代表は国民と官僚と政治家のことを「三すくみ」と表現する。国民は行政指導を受けるので役人に弱い。役人は人事権を握る政治家に弱い。そして政治家は1票を持っている国民に弱い。政治とはこの「三すくみ」をいかに機能させるかである。

    よく言われる参議院の不要論であるが、鈴木代表は参議院の被選挙権を五〇歳に引き上げ、衆議院議員の経験二〇年以上、知事などの地方の首長経験三期以上、あるいは地方議員一五年以上、そのほか医師や教師、学者、弁護士など専門家の組織にすれば 良識の府として存在感を示せる。さらに人口100万人あたり一人に減らずべきという持論がある。完全に今の参議院とは違っているが、いわばチェック機能を働かせるというこの考えは、現実には難しいような気もするが国民の理解は得られそうだ。ただ、議員の最終就職先(議員の天下り?)になりそう・・・。

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著者プロフィール

昭和二十三年北海道足寄町に生まれる。四十四年衆議院議員中川一郎秘書。四十五年拓殖大学政経学部卒業。五十二年農林水産大臣秘書官。五十五年科学技術庁秘書官。五十八年衆議院議員初当選。平成元年防衛政務次官(宇野内閣・海部内閣)。二年外務政務次官(海部内閣)。四年自民党副幹事長。六年衆議院議員 沖縄及び北方問題に関する特別委員会委員長。九年国務大臣 北海道・沖縄開発庁長官(橋本内閣)。十年内閣官房副長官(小渕内閣)。十一年自民党総務局長(小渕総裁・森総裁)。十四年衆議院議員運営委員会委員長。十七年新党大地結成。同代表就任。二十一年衆議院議員八期当選。衆議院外務委員長。二十二年在職二十五年永年在職議員表彰。二十三年新党大地・真民主結党。同代表就任。二十四年新党大地に改名。同代表就任。

「2014年 『「日本の分」について考える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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