- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198641085
作品紹介・あらすじ
東映プログラム・ピクチャーを語り尽くす「浪漫アルバム」シリーズを手がける杉作J太郎が1996年に洋泉社より出版した、伝説の映画俳優名鑑をバージョンアップ。映画、テレビドラマ、特撮、アニメで活躍した男優たちを、独自の視点で紹介。
大幅な加筆・修正、さらに新たに発見されたコミックを追加した20周年記念版にして、「完全版」。
感想・レビュー・書評
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1996年に発行された「ボンクラ映画魂 三角マークの男優(オトコ)たち」を底本にした加筆訂正完全版。
著者は全国のボンクラ(映画秘宝用語)達の師父 杉作J太郎。
帯には人名百科とあるが、書かれているのは男優の逸話や著者の思い出話的な事。
人によっては「どこが人名百科だ!」「ふざけているのか!」と思うだろう。
「男の花道」のレビューでも同じ様な事を書いたが、杉作J太郎は決してふざけてはいない!!
本書は杉作J太郎の三角マーク(東映)作品に出演した男優(オトコ)たちへの文章による讃歌であり人生論なのだ!!
最初は怒るかも知れない。
笑うかも知れない。
しかし、何度も読むうちに何かを感じる筈である。
いや、感じなければならない。
ブルースリーは「燃えよドラゴン」の中で「Don't think! Feel!!」(考えるな 感じるんだ)と言った。
本書を読んで考えてはいけない。
感じるのだ!!
そうする事で人はボンクラに一歩近づき、既にボンクラである者は更なる高みに到達するのだ。
自分は更なる高みに到達した。
した筈である。
そう思いたい。
そう思わせる何かを本書は持っている。
持っていなければならない。
でなければ、本書を読む意味が無い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
20年経っても東映愛は滅びないねー。楽しく読んでる。