関口知宏のヨーロッパ鉄道大紀行: ハンガリー、クロアチア、スウェーデン、ポルトガルを過ごした40日間

著者 :
  • 徳間書店
3.44
  • (2)
  • (1)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 30
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198644796

作品紹介・あらすじ

HNK-BSで放送された関口知宏のヨーロッパ鉄道旅シリーズ。オランダ、ベルギーなど4カ国を網羅した2016年9月刊、イタリアにクローズアップした2017年3月刊に続き、シリーズ第3弾が誕生。関口が旅したのは、ハンガリー、クロアチア、スウェーデン、ポルトガル。文化や風土の異なる欧州各国で、関口は列車の車窓を横目に何を感じていたのだろうか。恒例の絵日記も掲載しつつ、各国の「国民性」に焦点をあてた関口の綴る文章にも注目!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 先々週、BSで関口知宏のヨーロッパ鉄道大紀行のオランダ、オーストリア、ハンガリー、スウェーデン、ポルトガルの5か国の再放送番組を連日見た。いずれも10日間でほぼその国くまなく回るもの。90分なので要領良くまとまっている。部分的には初回放送でみて、ああ、これ見たなあと思いだすところもあった。コロナで旅行もままならない時、いい時間を過ごせた。旅中で絵日記や歌も披露されているが、本になっていると知り、手に取って見た。

    鉄道地図があり、1日目、2日目、と1日1ページ、写真が5,6枚と文。番組を思い出して再び旅気分に浸る。絵日記は関口さんの関心のツボが見えて、いつもながら感心する。本はハンガリー、クロアチア、スウェーデン、ポルトガルの4カ国を2015年に旅した、とあるのだが、月日までは文中に無い。これは書いてほしかったなあ。

    「NHK放送史」関口知宏さんの鉄道旅 日本・海外
    https://www2.nhk.or.jp/archives/search/special/detail/?d=travel002

    今回放送日:2022.8.1オランダ、8.2オーストリア、8.3ハンガリー、8.4スウェーデン、8.5ポルトガル

    2017.10.31第1刷 図書館

  •  俳優、ミュージシャンと多彩な活動をしている、関口知宏さんの旅日記シリーズの一冊。
     この巻は、ハンガリー、クロアチア、スウェーデン、ポルトガルの4か国をそれぞれ10日間ずつ、合計40日の旅日記。
     イラストがとてもきれいです。

     ハンガリーは、頑なに正しさにこだわる真面目な人たち。
     クロアチアは、温和で大らかな人たち。だが紛争の爪痕があちこちに残っている。
     スウェーデンは個人主義で合理主義。無駄を排除し極めてシンプルな生活。
     ポルトガルはラテン系の楽観的な国民性。人々にオトナであるという気質を感じるそう。

     ヨーロッパのくくりではありながら、それぞれカラーが違う。北のゲルマン系、南のラテン系だけではくくれない多様さがあること、それが世間一般のその国のイメージと似て非なるところがたくさんあった。

     それにしても、関口知宏さんのコミュ力の高さといったら。素晴らしいとしか言いようがない。すごい。く

  • 俳優、ミュージシャンなど様々な表現を試みマルチに活躍する関口知宏さんの旅行番組を一冊の本にしたもの。書き下ろしのエッセイもある。

    関口さんの提唱する4つの国民性の分類(喜怒哀楽)は中々面白い考え方で、国民という大きな括りだけではなく個人や組織にも応用できると思う。ヨーロッパの中でもあまり馴染みのない国々なので全ての情報が新鮮で面白い。中でもヨーロッパ・ピクニックについての話は調べてみると、当時の東西ドイツの終局やソ連の影響力の弱体化など複雑な状況が絡んでおり非常に興味深かった。

  • うーん。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

俳優・旅人・アーティスト。1972年東京都生まれ。立教大学経済学部卒業。1996年、ドラマ「MMR 未確認飛行物体」(フジテレビ)で俳優デビュー。以後、「あぐり」「利家とまつ」(ともにNHK)、映画「あぶない刑事リターンズ」「SHADY GROOVE」など数々の作品に出演し、また「スタジオパークからこんにちは」(NHK総合)の司会を務めるなど多方面で活躍。2004年「列島縦断 鉄道12000km 最長片道切符の旅」(NHK-BS)を皮切りに、JR線全線走破を達成。同じくNHK-BS「関口知宏が行く ヨーロッパ鉄道の旅」(2005~06)、「関口知宏の中国鉄道大紀行」(2007)、「関口知宏のヨーロッパ鉄道の旅」(2015~17)で、ヨーロッパ16か国と中国を鉄道で旅する。著書に、一連の旅をまとめたシリーズ、『「ことづくりの国」日本へ そのための喜怒哀楽世界地図』(いずれも徳間書店)ほか多数。

「2022年 『こころをよむ 鉄道で行く 世界をめぐって人を知る旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

関口知宏の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×