ゆけゆけ! 「無敵バッテリー」 野球の超正論

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198652159

作品紹介・あらすじ

コロナ禍のプロ野球界に
あの無敵バッテリーが再びハッパをかける!
球界への忖度ゼロ!
スポーツマスコミから嫌われる勇気たっぷり!
両雄の強烈舌鋒満載でお届けします!!

<本書で語られた仰天情報の数々>
・ワースト記録更新の日本シリーズを叱る
・脱「パ高セ低」には金満補強しかないのか?
・野球解説者の仕事も緊急事態宣言だった!
・「放送席の声が丸聞こえだ!」某監督の苦情
・ロッテ集団感染と解説者のバイキン扱い
・なぜ大城が巨人の正捕手に定着できたのか
・阪神選手は「エラーは恥」と思っているか?
・関西マスコミは阪神のタニマチか?
・DeNA低迷の元凶はラミちゃんだった!
・広島は「万年Bクラス時代」に戻ってしまった
・山田哲人はヤクルト残留を決めたものの…
・柳田とバレンティンのソフトバンク明と暗
・とうとう栗山野球の限界がやって来た
・日ハムの清宮になくて巨人の岡本にあるもの
・オリックスが関西で勢力拡大の謎
・澤村を見よ、藤浪も阪神を出よ!
・広島とヤクルトはトレードに積極的じゃない
・交流戦はセ・リーグを食って貯金だ!
・ドラフトで騒がれたあの選手はどこへ?
・スカウトは「好み」と「ミーハー」で獲る
・大野雄大はなぜFAを行使しなかったのか
・メジャー挑戦したら日本に3年戻れなくせよ
・天才同士の応酬「長嶋&松井リモート指導」
・「史上最大の下克上」から10年
・ノムさんが不在でも野球は続く…ほか

<目次>
序章 ワースト記録更新の日本シリーズを叱る

第1章 プロ野球VS新型コロナウイルス
◆感染危険地帯はグラウンドの内か外か?
◆無観客試合を経て野球観戦は劇的に変わる!ほか

第2章 巨人独走を許したセ5球団の罪
◆巨人の全権を握った原監督はリーグ無敵だった!
◆危うしDeNA投手陣 広島は暗黒時代に逆戻りほか

第3章 誰がソフトバンクを止められるんだ?
◆数の論理が奏功するソフトバンクの分厚さ!
◆選手は獲るが使えぬ楽天 栗山政権交代近しほか

第4章 トレードが野球を面白くするのだ
◆巨人からロッテへ 澤村のトレードに学ぶ
◆セ・パ交流トレードで成功する人、しない人ほか

第5章 ドラフト・FA・ポスティングに物申す
◆野球、本当にわかってる? スカウトの着眼点
◆それでもメジャーに行きたいか?ほか

第6章 スポーツマスコミから嫌われる勇気
◆球数制限の問題は結局どう落着したんだ?
◆アホみたいに練習をした経験で物を言え!ほか

感想・レビュー・書評

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  • 野球の本で言えば、ここ数年は圧倒的に野村さんが多い。それぞれのテーマも興味深くまた面白いものも多い。ご本人は残念ながらご逝去されてしまったから、もう新しいものは出ないのだろうけど、まだまだ読んでいないものは多い。ただ、野村さんはこう言っては失礼だけど、結構自分愛が顕著なので、この三、四年、いやもしかしたらもうその前からほとんど読んでいない。
    この本の里崎さんも、どちらかいうとそういう傾向がありそうだ。だからまぁ江本さんが一方にいるのは良かったように思う。
    澤村が今やメジャーで、残念ながら大谷が規格外の活躍をしているからあまり目だたないが、溌剌としているのも、やはりまずはロッテに行けたこと、そしてメジャーの、今いるチームの水があっていたんだということなんだな。巨人を出される時、ほら見ろ言わんこっちゃないって自分は思ったんだけど、この本の話を聞いて、それは間違っていたのかもしれないって気づいた。
    ジャイアンツは、そしてセリーグは、単純に言って、そのバランスの良い集合体は、今やパリーグの一芸必殺の集合体に勝てないしそして面白くないんだな。
    まぁ、パリーグだって全部が全部そうではないんだろうけれど。

  • おもろかった。
    「楽天は、3番の浅村と5番の鈴木が打ったら勝つ。打たなかったら負ける。パターンが少なすぎ」
    「栗山監督の手法に限界」
    「山崎(康)は太り過ぎ」
    「江夏は南海来て6勝。パリーグ見下してだと思うが通用せんかった」
    「午前は子供遊ばせに公園に、午後は株のニュース見てた。コロナはどうやって金稼ぐか工夫したんじゃないですか」
    などなど。タメになりました。ありがとうございます。

  • 正論すぎて、納得し笑えた。
    江本さんも里さんも、ホントに辛口いや、野球界のことを考えてらっしゃる。
    批判もあり、賞賛もあるからこそ面白い内容です。
    このオフに読んでおけば、今シーズンプロ野球がより楽しめる作品でした。

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著者プロフィール

1947年高知県生まれ。高知商業高校、法政大学、熊谷組(社会人野球)を経て、1971年東映フライヤーズ(現・北海道日本ハムファイターズ)入団。その年、南海ホークス(現・ソフトバンクホークス)移籍、1976年阪神タイガースに移籍し、1981年現役引退。プロ通算成績は113勝126敗19セーブ。防御率3.52、開幕投手6回、オールスター出場5回、ボーク日本記録。1992年参議院議員初当選。2001年1月参議院初代内閣委員長就任。2期12年務め、2004年参議院議員離職。現在はサンケイスポーツ、フジテレビ、ニッポン放送を中心にプロ野球解説者として活動。2017年秋の叙勲で旭日中綬章受章。アメリカ独立リーグ初の日本人チーム・サムライベアーズ副コミッショナー・総監督、クラブチーム・京都ファイアーバーズを立ち上げ総監督、タイ王国ナショナルベースボールチーム総監督として北京五輪アジア予選出場など球界の底辺拡大・発展に努めてきた。ベストセラーとなった『プロ野球を10倍楽しく見る方法』(ベストセラーズ)、『野村克也解体新書 完全版』(清談社Publico)をはじめ著書は80冊を超える。

「2023年 『阪神タイガースぶっちゃけ話 岡田阪神激闘篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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