- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198654078
作品紹介・あらすじ
なんとなくリベラルだから日本は騙される!
ポリコレに侵略されつつある日本のメディアと政治をメッタ斬り
ロシアによるウクライナ侵略が始まった。プーチンは核兵器の使用をも匂わせて国際社会を脅している。中国、北朝鮮も軍備拡張に励んでいる。世界は法律や道徳で動いてはいない。ところが日本では、危機が迫っても偽善的なメディアによる欺瞞的言動が幅を利かしている。さらには米国由来のポリコレをなんら吟味することなく垂れ流す。問題なのは、彼らが自らの世界観を他者に押しつけることだ。口では多様性や寛容を主張しながら他者を自らのイデオロギーに染め上げようとする。本来「自由」を意味するリベラルが「独裁」を志向する全体主義とつながるという奇妙な「リベラル全体主義」の誕生だ。憲法や教育を始め、夫婦別姓、LGBTなどの社会的問題を巧みに取り込み、確実に日本をおかしな方向へ進ませようとしている。なんとなくリベラルな日本社会がそれを助長していてはいないか。そして、その象徴的存在が新たに政権についた岸田内閣ではないのか。産経新聞OBと現役記者が、日本の政治、外交、メディアの問題点を斬りまくる毒舌対論!
感想・レビュー・書評
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産経の論客二人のよる対談本。
2022年3月刊と比較的新しく、取り上げる話題も、新しい。
菅、岸田総理評と日本を取り巻く「リベラル全体主義」。
日本を破壊すると言うか、国際秩序を破壊するんだよな。
そもそもが反すると思われる「リベラル」と「全体主義」が日本では見事に和している。
俺の言うことは正しい、なぜなら俺は正しいことをいっているからだ。伝統や社会など、俺が何も苦労しないで生きていくためにしたくもない考慮を強いるものは間違っているのだ。それは、「俺と言う多様性」を否定するものであり、正しくないのだから破却されるべきものなのだ。
単なる厨二と、マジに社会を破壊したい人間との区別がつかない。
綺麗事を掲げてくるからころりとやられる。
他の国は、方向修正ができるからまだ良いが、一旦動き出すと止まらない我が国は、ただただ悲劇の気がする。
何より。
この対談の後、日本が永遠に失ったものが大きい。詳細をみるコメント0件をすべて表示