金瓶梅 上 (徳間文庫 つ 11-6)

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  • Amazon.co.jp ・本 (620ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198926342

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすくて面白かった。
    薬屋の主人で美男の西門慶の女性達(妾、女中、人妻、娼妓)との交渉、中国で横行していた汚職、腐敗政治が赤裸々に描かれる。まあ、西門慶が笑ってしまうほどの清々しいクズで賄賂なんて当たり前。禁書扱いされてたのも納得。そもそも金瓶梅っていうのが西門慶と関係を持った女(金蓮、瓶児、春梅)の頭文字だったのねー。中国の昔話が結構引用されていて、中国古典文学に詳しければもっと楽しめたのかも(楊貴妃や虞美人、則天武后くらいしかピンとこなかった、、)。美人の形容詞も頻繁に出てくるんだけど中国独特の表現が使われていてそこも面白さのポイントかも。日本と中国ってやっぱり美人の形容詞もまた全然違うのね~(当たり前か)。金蓮は何かしら天罰が下りそうだけどどうなるんだろう。武松が復讐するんだろうか。

  • 2018/01/19 19:07:42

  • どう考えても「性愛」カテゴリなんですが、あえて中国文化に入れました。
    さて、金瓶梅は北宋時代を舞台とし、地位も金もある主人公が淫蕩の限りをつくす艶本です。
    やつら遊んでばっかりなので、性愛の描写も充実しているのですが…酒の席でのいろんなゲームや、各節句にどんな酒を飲み何を食べるのか、祭事の様子、贈り物の内容など、こまごまとした日常を知ることができます。

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