天龍八部 八 (徳間文庫)

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  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198932060

感想・レビュー・書評

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  • 全八巻読み終わった。読み応えのある物語だったなぁ。蕭峯の英雄好漢っぷりもさることながら、女ったらしの段誉が成長して行く様とか、虚竹の無敵っぷりとか。最後に慕蓉復が落ちぶれてしまったのはなんだか因果な感じ。

  • 2010.11.23 M氏よりレンタル)

  • 国家と民族の宿命に翻弄される若者達の哀歓を描いた大河ロマン、堂々の完結。

  •  主人公たちだけではなく、登場人物のすべての想いに決着がつきます。
     段誉と慕蓉復、簫峯がメインになっているので、虚竹がちょっと描き切れてなくて、消化不良気味かな?
     段誉の親の代の因縁(女難)がやっぱり‥‥。
     慕蓉家、簫家の親はああいう解決だったのに、こっちはああするしかなかったのかなぁ‥‥。

     意外に純情な段延慶、彼はあれで満足だったんだろうか?

  • サウンドノベル「街」のような複数主人公が親の運命に翻弄される物語。他の二人と比べて蕭峯の人生が悲しすぎる。武侠小説というと最後は達人同士の対決を思い浮かべるのだが、金庸の小説にはそのようなパターンはない。本作の最後はいろいろともやもやした。

  • ついに徳間文庫版での金庸武侠小説が全巻刊行終了。同時にワタシも全巻コンプリートしたことになるのかな?1巻目・2巻目辺りは「いつもの金庸」って感じでニコニコしながら読んでいたんだけれど、この作品、金庸は最後が見えていたんだろうか?喬峯(蕭峯)・段誉・虚竹・慕容復、四人の主人公のうち喬峯と慕容復の最後はあまりにも憐れ。阿朱・阿紫・阿碧の3人も悲しい最後。段誉を巡る4人の母親もみな憐れ。もっと大団円で終わって欲しかったなぁ。

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著者プロフィール

金庸(きん よう, Jin Yong)
1924年3月10日 - 2018年10月30日
中国の小説家。香港の『明報』とシンガポールの『新明日報』の創刊者。武俠小説を代表する作家で、本名は査 良鏞。1955年の『書剣恩仇録』から1972年『鹿鼎記』まで、15作の武俠小説を書いた。その多くは本国で映像化されており、日本でも紹介されている。徳間書店が版権を全て買い取り、翻訳を刊行している。

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