ヘブンズスラム: 横浜市警第3分署 (徳間文庫 き 30-1)

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  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198938796

作品紹介・あらすじ

県警の相次ぐ不祥事により警察への信頼が揺らぐなか、横浜市長の神原はイメージを回復すべく、「犯罪のないクリーンな国際都市横浜」を旗印に、地域密着型の自治体警察を復活させた。当初は犯罪発生率が減少したが治安はふたたび悪化。最も危険なエリア、天国区は別名〈ヘブンズスラム〉と呼ばれ、貧困と暴力に支配されている。管轄するのは、横浜市警第3分署。殉職率の高さと地名をかけて、第3分署への異動は、「天国行き」とささやかれていた……。

感想・レビュー・書評

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  • 警察法第五十二条に基づいて設置される市警察部は、大都市の警察事象を管轄する同府県警配下の機関であり、多くは連絡や調整を行うが、北九州市警察部のように実働部隊がいるケースがある。
    本作はそんな市警を擁する横浜市を想定し、スラム化した地域の分署を描く警察小説。

    守るに値しない市民。道徳的ではなく、あくまで法に則ると、正義とは。
    マイケルサンデルの著書を思い出すな。

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著者プロフィール

作家

「2016年 『猫のいる喫茶店の名言探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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