警察庁ノマド調査官 朝倉真冬 網走サンカヨウ殺人事件 (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 140
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198947286

作品紹介・あらすじ

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「脳科学捜査官 真田夏希」の著者、
待望の新シリーズ!

警察小説の旗手による
まったく新しい
「旅情ミステリー」の誕生!
=================

旅から旅へ全国をさすらい
地方警察の不正を糺す――

人呼んで、ノマド調査官


 雄大な自然、極上のご当地グルメ、
心身を癒す温泉。
夏の網走を堪能しているかに見える
朝倉真冬だが、彼女には
裏の顔があった。

全国都道府県警の問題点を探れ――。
警察庁長官官房審議官の
密命を帯びた「地方特別調査官」なのだ。

真冬は、旅行系ルポライターを偽り
網走に飛んだ。
調査するのは、
網走中央署捜査本部の不正疑惑。
一年前に起きた
女性写真家殺人事件に関し
不審な点が見られるという。
取材を装いながら組織の闇に
近づいていく真冬だったが――。

感想・レビュー・書評

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  • 警察庁のキャリアがライターと名乗って、過去の事件と警察署の不正を調査するというシリーズ。

    現在進行形で事件が起きているわけではないので、全体的にスローペースですが、2/3程度進んだ後は展開が早かったです。

    網走は全くと言って知らないところですが、自然や料理の描写がとても多く、旅情を感じさせます。
    旅慣れしている様子で、現地の協力者もすぐに得ているので、テンポもよく楽しめました。

  • 旅慣れた女性と警察キャリアというギャップがいい。主人公は全国各地に知古がいそうな感じですね。

  • <ストーリー> ☆☆★★★
    新しい旅情ミステリーなのかなと。ただ殺人事件と書いてある為、ミステリー色が強いかなと思いきや、網走観光がメイン。結構肩透かし感が否めない。

    <登場人物> ☆☆★★★
    10人弱。個別ごとのキャラクターに印象的なところが余りない。警察が多いので階級にこだわり、マウントを取ってくるところが相変わらず多い。仕方がないのかもしれないが。


    <表紙、描写、ボリュームなど> ☆☆☆☆★
    ボリュームは約350ページ。本を読みながら、旅行や網走関連を知りたいと思うなら、かなりおすすめ。結構、網走に関して調べたのかな。なぜこういう書き方をするかと言うと、自分自身が網走に住んでいたからで、なんなら文章に出てくる大学のOBである笑
    後、個人的に表紙が気に入っている。

    <今後の展開> ☆☆☆★★
    現時点で当本を含め、5冊が出ている。旅行気分になったら読みたいなというノリ程度。

    <値段> ☆☆☆☆★
    中古として購入。450円。もう少し安くても良かったかなと思う。

  • 読みやすくて面白かったー!
    真冬の仕事、プライベート、人となりなど全てしっくりきてノンストレス。一気読みでした。

    そして何より風景描写が素敵で風景がクリアに頭に浮かぶ。あとは出てくるご飯が美味しそうで終始飯テロ!

  • 網走で起こった事件
    キャリア警視が旅行系ルポライターと偽って現地へ
    本命は捜査本部の不正疑惑
    いかに解決できるか?

    網走近辺の野生動物や野草も描かれていて素敵

  • 展開の仕方がスローで中々話が進んでいかないので、個人的にはそこまで好みの作品ではありません。脳科学捜査官シリーズの方が面白いかな。

  • 本日発売の鳴神先生の新シリーズ

    「旅情+警察」を謳うだけあって、第1作は、網走の美しい自然と旅情がたっぷり

    警察庁警視が身分を秘して地方警察の不正を暴くところは、水戸黄門的な快感

    しかも、真冬は、ある特殊能力まで備えている

    これは、面白いシリーズになりそうです

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著者プロフィール

中央大学法学部政治学科を卒業後、神奈川県内の小学校で学校事務職員として勤務。2014年3月に小説執筆に専念するため、フリーとなる。社会保険労務士、行政書士の資格を持つ。熱烈なフラメンコファンであり、多くのアーティストを応援している。2014年 『私が愛したサムライの娘』で、第6回角川春樹小説賞受賞。15年同作で、第3回野村胡堂文学賞受賞。

「2023年 『脳科学捜査官 真田夏希 エキセントリック・ヴァーミリオン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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