愛の戦闘: ゲーン6 (キャラ文庫 い 1-11)

  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199001833

作品紹介・あらすじ

国王ヤンアーチェと一夜を共にしたイリ。憎悪が愛だと気づいたイリは、国王の妾妃として後宮に入宮する。ヤンアーチェへの想いを隠したまま、夜ごと体を繋ぐ喜びに震えるイリ。一方、ヤンアーチェもイリに耽溺する自分を嫌悪しながらも、手放すことができない。そんな彼を見透かすように、イリは心とは裏腹に新たな妾妃を持つよう進言するが…。

感想・レビュー・書評

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  • 前回、誰にも感情移入できないと書きましたが、ここにきて
    唯一まともに感情移入できたキャラが……。

    よりによって、BLでは刺身のつまである女性キャラ。

    キングオブいい子なヨンジャが、一番読んでて切なかった。
    なんていい子なんだろう……春をひさぐ身でありながら、
    後宮の利権におぼれることなく、我が身の身の程を
    わきまえ、そして人を思いやることも出来る。

    本編内容よりも、このヨンジャの決断の方ばかりが頭に
    残ります。負のループの二人には特に変化無しです。

  •  いよいよ、GENEは、運命の2人をくっつけにかかり始めました。
     いえ、最初から順調にぽんぽん行くはずのない二人ですが。
    (というよりも、それであっさりくっつくんだったら、もうくっついてますよね)

     そして、何よりもイリの体の秘密が解き明かされようとしています。

     楽しみです。

     イリは自分の気持ちを認めてしまいますが、ヤンアーチェと普通に結ばれるわけがない、と思い込んでいるため、心とは裏腹に、もう一人妾妃を持つように促します。
     ヤンアーチェも、イリにだけ溺れている自分に不安を感じるのと、対外的に文句のつけどころのないお妃を持とうと思ったのと、で、娼館上がりのヨンジャを妃に迎える。

     という感じの話。

     個人的にはヨンジャがもったいないくらいいい子だと思いました。
     本当、もったいない。
     他の女の人だったら、その権勢を盾にしたりとか、いろいろすると思うんですが、ヨンジャはとても素直に自分の立場を理解してて。
     やっぱり、ヤンアーチェは、人を見る目があるのか……と、思うと同時に、ヤンアーチェなんかに引き取られてかわいそうに……と、思ってしまいました(苦笑)

     これから先、ついに物語はクライマックス。
     すっかり行方がわからないまま、放置されていたデイトリットの名前も出てきたし、物語がどういう終わりを迎えるのか、とても楽しみです。

  • 年上でいろんな経験してる分だけ、イリはやっぱり大人なのかもしれない。が、何故憎悪が愛情だったと気づくのか、今イチ納得が出来なかった。愛情とは思い込みと一方通行……。

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