憎らしい彼: 美しい彼2 (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 1368
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199008610

作品紹介・あらすじ

目深な帽子に怪しいサングラスとマスク。付いた仇名は『不審くん』。新進俳優の清居の熱心なファン──その正体は、同棲中の恋人・平良だ。気持ち悪いほど愛を捧げてくるくせに、「俺は清居を引き下げる愚は犯さない」と、甘えたくても察してくれない。どうしてこんなヤツ好きになったんだ…? そんな時、業界屈指のカメラマンが平良を助手に大抜擢!! 清居より仕事優先の日々が始まってしまい!?

感想・レビュー・書評

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  • 美しい彼2 シリーズ3冊購入したのだけど、美しい彼の在庫が無くて、まだこない。10日ほど我慢したけど、もう先に読んじゃう。

    モデル・新進俳優・大学生の清居〈受け〉。S気味の俺様。コミュ障・隠れイケメン・大学生平良〈攻め〉。二人は高校の同級生。現在は、ほぼ同居中。

    平良は、最高峰キモウザネガティヴ。一周回って、無自覚暴君が時折、現れる。
    二人は付き合っているのに、平良は、神の悪戯ぐらいに思っていて、清居と同格の恋人にまでは思えない。もう、その愛し方が、もう変態的な崇拝レベル。清居もキモさに辟易しつつも、好きなんだよね、隠しちゃうけど。

    きちんとストーリーもあって、清居はネガティヴ平良の背中を押して社会に出そうとするし、お仕事だって頑張る。
    二人を一層結びつける、事件も起こるし、平良は身体を張って清居を守る。

    耽美からBLへの進化?読んで気持ち良くなる安心感。
    ハッピーエンドで、悩ましい彼へ。

    • 松子さん
      おぉ!おびさんの星4個B L…
      読みます!
      読まないわけないじゃないですかっ‼︎笑
      おぉ!おびさんの星4個B L…
      読みます!
      読まないわけないじゃないですかっ‼︎笑
      2022/03/23
  • 映画になった所まで読めた〜!
    王道のすれ違いラブストーリーをしているが、
    お互いに独特の愛があって真逆なようで表と裏が逆になっているだけの似たもの同士という2人の二面性と複雑な想いがとてもいい。
    これがヘテロだとジェンダーによってどうしても上下関係ができてしまうが同性だからこそ、またお互いに支配しあっているからこそ成り立っている。
    やっぱりBLはいいぞ。てか美しい彼最高ー!

  • 平良と清居、噛み合わない二人のやり取りが面白く、読んでいて微笑ましかった。
    平良の思考が面白く所々噴き出しそうになった。笑
    続編も楽しみ。

    ✎︎____________

    欲は大概みっともない形をしてるけど、それを認めることでようやくスタートラインに立てる

  • もどかしい部分もありながら、互いに尽くし愛を伝える2人がとても良かったです。初めてのbl小説ですが、面白く、あっという間に読みました

  • 【2023年163冊目】
    続きが気になってしまい、購入。1作目は平良の視点で話が進行することが多かったですが、今回は清居視点で進みました。キングとして描かれていた彼ですが、彼の視点になると、平良の頑固さや亭主関白さみたいなものが浮き彫りになっているのが面白い。実は天才肌は平良のほうで、清居の方がかなり努力家で普通の人だったり。そういえば、1作目でも隠れてダンスの練習してたなぁと思い返していました。

    恋人同士になってぐっと距離は近づいているはずなのに、互いにどこか遠いと思っている温度感の描き方も素晴らしかったです。

    ストーリー展開もとても面白くて惹き込まれるように読みました。そりゃあこれ100万部売れますよ、ドラマ化もされる。めちゃくちゃ納得、次作も続けて読みたいと思います。

  • いや、ほんとにファンタジー。
    だけど、面白い。

  • 平良がドラマよりもキモい。
    脳内で萩原利久の顔面で変換されるからすごく萌え。あんなに平良が似合うなんて萩原利久さんの演技力凄い。

  • ドラマにハマり原作を読んでみました。
    BLなので、仕方ないんですがドラマと違う生々しさにちょっとドキッとしながらも心情の描写など楽しく読めました。

  • 前作にも増して良い。
    清居くんの傲慢不遜と思いきや、少しずつ自分の感情や格好悪い所も平良へ露呈し始め掛けていくのがなんともかわいい。一見なに不自由なく世界をモノをしていそうな完全無欠の人間が、惚れた男に感情も矜持もままならないほどめちゃくちゃにされるのは最高。
    それに平良くんの方も、これまで閉じこもっていた自分だけのネガティブ・俺様ワールドから徐々に抜け出そうと自分を変えたり、夜空の星だ神だと理解することを放棄していた清居に対してもこれまでと違った関わり方をしてみたり、健気で一途な努力をし始めてゆくのもたまらない。ちゃんと双方が前を向いて、相手と一緒に居られる為の努力をする姿はBLとか関係なく見ていて心地いい。

    前作・今作と続けて読むと、ふたりの関係の進歩というか、時間が確かに重なってきているのだなと感慨深い。次でシリーズラストなんて今から耐えられないけど早く読みたい。

  • くっついたものの気持ちがすれ違いまくっていた前作から、お互いの心をよりさらけ出した今作。前作よりも好きだなあ。
    俺様すぎる平良に、清居くんがすごく押せ押せで頑張った!
    普段ツンツンしてるキャラが恋人には甘えたり取り乱したりするのが大好きなので…今作は本当に良かったです。。
    相変わらず清居を失うことに怯える平良だけれど、ただその時を待つのではなくて、そうならないように努力する前向きな男になったので、それも良かった。これからも清居に惜しみない愛を送ってほしい。そして清居くんの愛は最高に可愛い。

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著者プロフィール

1973年生まれ、京都市在住。2007年、BLジャンルの初著書が刊行され、デビュー。17年『神さまのビオトープ』を刊行し、高い支持を得る。19年『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。20年『流浪の月』で「本屋大賞」を受賞する。同作は、22年に実写映画化された。20年『滅びの前のシャングリラ』で、2年連続「本屋大賞」ノミネート。22年『汝、星のごとく』で、第168回「直木賞」候補、「2022王様のブランチBOOK大賞」「キノベス!2023」第1位に選ばれ、話題を呼ぶ。翌年、同作の続編にあたる『星を編む』を刊行した。

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