パブリックスクール -ロンドンの蜜月- (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 183
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (418ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199009785

作品紹介・あらすじ

二年間の遠距離恋愛が終わり、ついに恋人の待つイギリスへ──。名門貴族の御曹司で巨大海運会社CEOのエドと暮らし始めた礼。まずは自分の仕事を探そうと、美術系の面接を受けるものの、結果は全て不採用!! 日本での経験が全く役に立たない厳しい現実に向き合うことに…!? エドの名前には頼りたくない、けれど恋人の家名と影響力は大きすぎる──甘い蜜月と挫折が交錯する同居編!!

感想・レビュー・書評

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  • 自分の信念をどう抱いて、維持していくか
    時には変化を受け入れなくてはいけない

  • ーーー多くの人を引き寄せるものを生み出す人間は、そのぶん、多くのものを失う気がする。

    それは私も思うなー。
    デミアンとのやり取りには涙した。
    BL小説だけれども恋愛以外のなんというか人生観というか、色々と考えるところのある内容で、読みでがあって、とってもよかった。
    朝から読み始めて一気に読んだので、午前いっぱい布団から出られなくなったけども(笑)

  • 蜜月というタイトルから想像される甘い話ではなかったです。なかなかうまくいかなかったり、悩んだり、閉塞されたような重苦しい展開もあります。読んでて、この子いつも可哀想だなと思わずにいられないくらい。
    樋口さんの作品は大好きで多分1番好きなBL作家さんなんだけど、気楽には読めない。あははと笑ってあー、楽しかったというだけの内容じゃないから。読んでる間中、ずっと喉元にアイスピックつきつけられてるような息苦しさがある。勿論、ラストに救いはあるんだけど、そこまでずっと考えさせられるというか、だからこそ登場人物に感情移入して余計に揺さぶられる。苦しいけど、やはりぐっときます。
    気軽に読めなさすぎて発売日にすぐ購入したのに、今頃まで温めてしまった。
    それにしても礼は罪な男だな。私は今回でデミアンにステキな恋人を持たせて欲しくなった。礼がいたらダミアンは、恋愛という感情を礼で完結させてしまいそうだけど、礼にはエドがいて決して振り向かない。あの頑ななデミアンの心を動かした礼。
    その礼以上の相手がデミアンにいるのかな?いて欲しいです。そして、もしデミアンが礼以外の人を好きになるなら、どんな人なんだろう?

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