interlude 美しい彼番外編集 (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199010415

作品紹介・あらすじ

「悩ましい彼」の舞台裏が垣間見える
新作番外編書き下ろし!!
大人気「美しい彼」シリーズの番外編を
一冊にまとめた番外編集。

役作りのために同居を解消した平良と清居。
自分の発案なのに、一人暮らしの淋しさからか、
清居は怪奇現象が見え始める…。一方、
TVも追っかけも禁じられた平良に、
清居とニアミスする僥倖が訪れて!? 
離れていた空白期間、二人に何が起こって
いたのか──大ボリューム90P超の新作書き下ろし!!
 平良の愛称「きも殿下」誕生の経緯から、
清居の幼少期の回想録まで入った必読の番外編集!!

感想・レビュー・書評

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  • K伊國屋書店入り口付近に、凪良ゆうさんのコーナーが作られていて、一押し「汝星の如く」他既刊本が平積。「汝星の如く」を気の遠くなる図書館予約を待ちながら、何の躊躇もなく、本作をレジに持っていく自分の行動が不可解。
    平良君という圧倒的なネガティヴ青年が、神の如き清居君を徹底的に崇めるのですが、このパワーあるネガティヴさは、カフカの絶望論とかさなるんだわ。作中にも、ネガティヴも一周回って傲慢になるって、上手いこと言うなあ。一周回ると同位置だけど2周目だからね。

    • みんみんさん
      K伊國屋S宿店にて
      京極先生還暦祝い!「春の鈍器本祭り」開催中
      「絡新婦の理」堂々の最厚最重量第一位‼︎
      これからも唯一無二の極厚作品を期待...
      K伊國屋S宿店にて
      京極先生還暦祝い!「春の鈍器本祭り」開催中
      「絡新婦の理」堂々の最厚最重量第一位‼︎
      これからも唯一無二の極厚作品を期待してます‼︎

      だって土瓶さん笑
      おびさんのレビューで失礼しましたm(_ _)m
      2023/03/27
    • おびのりさん
      確かK伊国にS宿で、今村さんのサイン会もあったかも。終わったかな。
      私のエースを狙え特装本とどっちが厚いかしら。
      確かK伊国にS宿で、今村さんのサイン会もあったかも。終わったかな。
      私のエースを狙え特装本とどっちが厚いかしら。
      2023/03/27
    • 土瓶さん
      みんみんさん、情報ありです(o_ _)o))
      たしかに「絡新婦の理」はシリーズ中の一冊の厚さ重さとしては一位なんですが、「鉄鼠の檻」もわず...
      みんみんさん、情報ありです(o_ _)o))
      たしかに「絡新婦の理」はシリーズ中の一冊の厚さ重さとしては一位なんですが、「鉄鼠の檻」もわずか数ページしか差がなかったはずです。ほぼ僅差。
      読まれる前には手首を鍛えてください^^
      そして話の長さだけで言うなら、「絡新婦の理」の後の「塗仏の宴」の方が上です。が、こちらはさすがに一冊でまとめるのは物理的に無謀だと判断したらしく、「塗仏の宴 宴の支度」「塗仏の宴 宴の始末」という上下巻に分かれています(笑)
      それにしても……百鬼夜行シリーズ最新刊はまだかいな。タイトルだけ発表されているのに何年待っても出ない><

      おびのりさん。
      サイン本好きですね~。なんか意外。
      ちなみに今まで読んだ本の中で一番分厚くて重かったのは「西遊記」でした。いろんな形式のがあるんだろうけど……厚めの電話帳ぐらいあったわ。しかも2冊(笑)
      2023/03/27
  • 書き下ろしもあり、今後ももっと目が離せなくなりました。
     キモ殿下戴冠誕生秘話等、全てが詰まっております。
    パン姐様最高です。殿下最高です。
    清井の愛の深さ、変わらずの平良のキモウザさ、この二人での無くてはならない空気感が凄く凄く素晴らしく良い。


    エターナルを読んだ時から、ずっと言いたかった

    ••• エターナル‼︎

    葛西リカコ先生の絵も眼福です。

  • 本編の裏側を書いた短編集。
    平良とTOの話が好きだった。
    清居の舞台の話は何度読んでも胸が熱くなるなぁ。
    今後、本編の続編も発売されそうなので楽しみにしておこう。

    ✎︎____________

    イマジネーションを育てる最も有効な方法は、人を牢獄につなぐこと。
    縛られるほどに高く羽ばたくものが『心』である。

    音楽、映画、小説、芸術の分野に属するものと相対する時は、こちら側のコンディションも大事なのだ。心がざわめいているときは、その真価を味わい尽くすことはできない。

    愛情と憎しみは表裏一体なの。

    誰かを好きになるって、とことん、理不尽なものなんだ。性格悪くてもブサイクでもセンス悪くても馬鹿でも、惚れたらそいつが最高なんだ。

    愛とはそもそも不本意なものなのだ。


  • こんなに笑えていいんだろうか。
    でもちゃんと恋愛要素もあって、想い合っている幸せにデゥフッ!
    突然のオカルト展開も気になる。

    4作品読み終わったので、
    そして、
    みんなきっと言いたくなるはず

    エターナル!




  • これまでの様々な場面を切り取ったショートショートを含めた作品集。あの時の裏でこんな出来事が!がたくさん読めて楽しかった。平良くんと野口さん、清居くんと平良くんの親戚の智也くん、清居くんと平良くんの元カレ(?)の会話とか面白すぎて、通勤電車でマスクの中でデュフフしてたら一駅乗り過ごした。宇宙人レベルで思考が読めない「きも殿下」こと平良くんもいいけど、不要で不毛なヤキモチを常にやいてる気の毒な清居くんが好き。もう続きは読めないのかなぁ…

  • 最近、読み出してハマったので、こういう番外編集はありがたい。読んだことのあるものもあったけど、とっても面白かった!

    とにかく、清居の素直になれない乙女なとこがかわいい。好きすぎるんだよねぇ。。そして、何気に普通の男の子だってところにきゅんとする。
    それに対して、平良!こいつ、実は罪深い男なのね。ただ、推し活に関しては尊敬に値します。わかる。それにしても一族でズレてて、ほんと清居が心配になるわw

    相変わらず、野口さんがすてき。
    小山くんも、いい意味で性格悪くて、よかった。
    優しい大人たちに囲まれて幸せなことよ。。

    早く本編の続きが読みたいな〜。

  • 特に、野口さんと平良くんのやりとりが最高!
    清居くんが好きすぎる平良くんの想いと、それについていけてない野口さんの図が面白すぎる...!
    清居くんと智也くんのやりとりも大好き!
    2人とも可愛すぎて...

  • 【ページ数】  295頁
    【読み応え】  ◎
    【ストーリー】 ◎

    美しい彼、憎らしい彼、悩ましい彼の番外編で短編集となっている作品です。

    この時、実はこんなことがったのかーとヲタクにはとてもうれしい一冊です(⌒∇⌒)

    今作でも清居のかわいさ、平良の異常さ健在です。

    美しい彼ロスの皆さん!!ぜひ読んでー!

  •  こういう短篇大好き

  • 【2023年165冊目】
    美しい彼の番外編集、こちらも一気読みです。そうか、平良のぶっ飛んでる感じの天才肌なところで失念してましたが、短期間で太って痩せてができる清居も相当な人間ですね。全然合わないように見える二人なのに、周囲からは破れ鍋に綴じ蓋と言われる関係性。

    書き下ろしも含めた短編集ですが、どれも読んでて楽しくて、たまにクスクスと笑いながら拝読しました。続きが出ることが暗に言及されてますが、それ以外の作品の執筆が忙しそうなのでまだまだ先になるのかなあ。新刊を心待ちにしようと思いました。

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著者プロフィール

1973年生まれ、京都市在住。2007年、BLジャンルの初著書が刊行され、デビュー。17年『神さまのビオトープ』を刊行し、高い支持を得る。19年『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。20年『流浪の月』で「本屋大賞」を受賞する。同作は、22年に実写映画化された。20年『滅びの前のシャングリラ』で、2年連続「本屋大賞」ノミネート。22年『汝、星のごとく』で、第168回「直木賞」候補、「2022王様のブランチBOOK大賞」「キノベス!2023」第1位に選ばれ、話題を呼ぶ。翌年、同作の続編にあたる『星を編む』を刊行した。

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