- Amazon.co.jp ・マンガ (161ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199502651
感想・レビュー・書評
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女子高生のちょっと歪んだ恋愛模様が描かれている。官能的な描写が目立つが、所々笑える場面もあるので、思ったほどイヤらしさは感じられなかった。
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これめっちゃくちゃ面白い。奇妙でシュールなストーリーなのに「そばにいたい」「こっちをみてほしい」気持ちの芯がきゅっと掴まれるようなおはなし。ツンデレ子としては「女の鬼」の切なさがたまらない。
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これはすごいマンガ。演劇性・文学性が強く、ひきこまれてしまった。それでいて、あくまでマンガという媒体がこの作品にとって最適な表現だと納得させられる力もある。おもしろい。
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絵は、女の子が好きそうな感じでカワイイ。カバーを取った表紙にある四コマ漫画の絵も女の子が好きそう。
<女の豚>に、初老でデブでチビでハゲで、しかもゲイの教師が登場するけれど、この気持ち悪い条件の男でさえ、可愛く書かれてる。
誰もいなくなった夜の教室で好きな男子生徒の机に…のシーン、特に机にぺろんと出す所で、あそこまで可愛く書ける所がスゴイなって思いました。
順番は異なるけど、<女の頭>は、可愛く書かれてるけど、バケモノの話。
だけど、バケモノとは感じさせない。
この女の子にとって、これが幸せで、これからも姿が少し変わって一心同体のお兄ちゃんと一緒に居るんだろうなって思わせる。
気付いたら、近親相姦の話でもあるんだけど、人の幸せは人それぞれのものと感じさせられた。 -
タイトルからもっと”女の業”を感じさせるような痛い読み辛さがあるのかなと覚悟して読みましたが、そんなことはありませんでした。
読後感は爽やか。漫画が上手です。
コマの構成が良いのかなぁ? 『女の鬼』の般若になって水面を渡るところとか、ゾクっとする美しさがありますね。
女の子の体の線もプニプニした感じがあって可愛いです。 -
鬼才だ。友達にぜひとも勧めたい。<私>と<あなた>という関係性、あるいは欲望のはけ口についてとことん掘り下げるのがふみふみこさんの作風だが、その関係性をとこっとん意外なところから描いていく。人格の境界がときに混ざり、隔たる。対話のなんたるかを教えてくれる。だいたい頭の裏に兄弟がいるとかなんだよ・・。編中の『女の鬼』が特に好き。
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やった! 見つけた! ヘウレーカ!
◆女の穴
高校教師。教え子に「私と子供をつくってくれませんか」と言われて……
その後、穴は。
◆女の頭
の後頭部に、愛する兄が人面瘡となり……
◆女の豚
初老ハゲチビデブゲイの古典教師は、思い人(男子)の机でオナニーしているところを女生徒に撮られてしまい……
◆女の鬼
その女生徒・小鳩の視点から。
絵柄と題材(主にセックス)とレイアウトとカメラ位置と光と影と言葉と。
どれもどれもがすごい。 -
ふみふみこさんの描く線はいったいどうなっちゃってるの
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何だか、凄いタイトルだな←変な風に考え過ぎ?
「描く線はいったい」
と言う意味深な、レビューも気になる、、、コッソリと読んでみよう。。。何だか、凄いタイトルだな←変な風に考え過ぎ?
「描く線はいったい」
と言う意味深な、レビューも気になる、、、コッソリと読んでみよう。。。2012/09/11
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線が、とても、いい。
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短編集。ジャケ買い。タイトル買い。成功。
とにかくぶっ飛び、捻くれた設定が前提で、
それをふまえた細かな恋心や揺れる気持ちを描くスタイル。
全然わからない、共感は出来ない設定なはずなのだが、
不思議と読めてしまう説得力の強さがある。
どんな状況におかれても元は皆同じ人である。
こういう短編モノは表題と同題のモノが大概面白いものだが、
この巻は『女の穴』がつまらなくはないが、
他の話が凄すぎて霞んでしまっている。
ので若干タイトル詐欺っぽい。