後ろのケダモノ (キャラコミックス)

著者 : 新井サチ

• 徳間書店 (2007年10月26日発売)

感想・レビュー・書評

[ざじさんの感想 · 2013年10月7日]

「自分が殻にこもってたんじゃ　誰とも一生　分かり合えっこねぇんだ」と、傍若無人で人を信用せず、自分だけが正しいと思っていた過去の自分の姿を話した時に、袴田に井上が言った言葉が胸に刺さる。これって、人間関係の基本で、特に恋愛に限った事ではない。これが出来なければ、誰とも親密になれない。ましてや、誰かを愛することなど無理だ。相手の本当の姿を知ること、知ってもらうこと、そう言う関係性がBLには描かれていると思う。だからBLを読むんだと思う。

[maccoriさんの感想 · 2013年9月10日]

いや〜便利屋さん男前だわ〜。性欲ありあまってケダモノ化してるけどサポートが得意で料理もうまいなんて素敵すぎる！コメディのノリも良い♪短編の元ノンケ×ゲイの話もラブラブでおもしろかったです！

[腐かもさんの感想 · 2011年5月6日]

【STORY】
売れっ子スタイリスト・宗和(むねかず)が呼んだ助っ人は
一見殺し屋風の不敵で野性的な便利屋・薫(かおる)。
頼もしくて有能だけど超ゴーインな薫に、
宗和は振り回されっぱなし。
しかも、実は自信が持てずにいた心の中を暴かれてしまう!
「もっと素直で可愛い顔を見せろ」と、
突然キスされたうえに、裸に剥かれちゃって──!?　
(公式サイトより引用：http://www.chara-tokuma.jp/)



【感想】
『後ろのケダモノ』『後ろからケダモノ』『愛しのケダモノ』
『エサの与えすぎにご注意を！』
見た目殺し屋の薫×スタイリストのキレイ系宗和。
この二人大好きです♪
ものすごく強引な攻と流されつつもどんどんはまっていく受。
しかも、二人ともすごぉく仕事ができて、上司や後輩からも
慕われて頼られる、社会人の鑑。
そんな二人が内心では、ぐるぐるぐるぐる。。。
お互いに距離を測りかねているカンジがすごくよかったです。
近づきすぎたり、離れすぎたり、、、。
裸エプロンとか、ドラマの1シーンみたいなんとか、屈辱感じちゃったり
とか、やきもちやいたりとか、、、薫ちゃん面白くて可愛すぎるからっ！
ちょっと暗い過去があるのに、それを達観して今に至っていて、それを
込みで、宗和にアドバイスして力になろうとするのがいーです♪
仕事と恋愛の間で悶々と悩んでいる宗和も可愛すぎです。

『うそつきな指輪』
自分の気持ちにバカ正直なクラブ店員勇介×いつもオズオズしているショップ店チーフ要。
ジメジメしている受には、これくらい押せ押せな年下攻くんがいいと思います。
きっとカレにかかれば、絶対に幸せになれるよ、と。
結婚ってキーワードで、指輪やケーキが出てきますが、純粋に高い壁なんでしょうね。
でも、すごく応援して暖かく見守りたいCPでした。